6月・前半
6/1 |
イチロー |
百害の タバコも探れば 一利あり |
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古苑 |
たまさかに タバコ手にとり 夏兆す |
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てるみ |
いっぷくの煙目で追うよしず下 |
6/1 |
クロちゃん |
お茶会のケーキはチェリーてんこ盛り |
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古苑 |
笹団子 笹の香りも 懐かしく |
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てるみ |
ケーキ屋を行ったり来たりダイエット |
6/2 |
イチロー |
絶好調 トラも息切れ 一休み |
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MUSASI |
ジャイアンツ そろそろトラ狩り 始まりか |
6/2 |
クロちゃん |
初節句の記念写真に笑みこぼれ |
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てるみ |
閑古鳥婆三人で孫談義 |
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古苑 |
小さき手に握り締めたる花一輪 |
6/3 |
イチロー |
歓迎は 行く人よりも 支援金 |
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古苑 |
歓迎と いうもてなしが 足すくい |
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MUSASI |
髭はやし ふん反り返る 大使館 |
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MUSASI |
おれ様は 人種が違うと 外務省 |
6/3 |
クロちゃん |
打ち勝って苦手の6月五分のトラ |
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古苑 |
運動会声援の声こだまして |
6/4 |
ささき |
丹精は いばらの先に 花咲かす |
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古苑 |
妻の手の 丹精のバラ 絵手紙に |
6/4 |
イチロー |
妻の腹 皮下脂肪だけ タマちゃんだ |
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古苑 |
炒め物 使えぬ哀しさ 皮下脂肪 |
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MUSASI |
うちの妻 やっぱり下っ腹 タマちゃんだ |
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てるみ |
下腹を寄せてあげての水着かな |
6/4 |
クロちゃん |
不愉快な梅雨入り前の蒸し暑さ |
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古苑 |
紫陽花の色ひそやかに梅雨したく |
6/5 |
ぱふぱふ |
紫陽花に君の目はいま泳いでる |
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古苑 |
山にいてスイバの花の夏模様 |
6/5 |
イチロー |
えり好み しないで開く 自動ドア |
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古苑 |
荷物持ち いくら待っても 開かぬドア |
6/5 |
ふじいさむ |
リストラも 一巡したか 青田狩り |
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古苑 |
リストラと いう名のトラが 地を駆ける |
6/5 |
クロちゃん |
○年ぶり記録尽くしの春のトラ |
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古苑 |
結局はこのまま走るかトラ軍団 |
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てるみ |
トラ景気行くも帰るも星しだい |
6/6 |
イチロー |
美食して 一手に背負う 万歩計 |
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てるみ |
万歩計女心の歩を量り |
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てるみ |
歩くたび量りにたくす希望かな |
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古苑 |
自転車にもつけてやりたや万歩計 |
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博苦 |
万歩計歩数数えて文句言い |
6/6 |
クロちゃん |
日暮れ前ビールとナイター待ち遠し |
6/7 |
イチロー |
誕生会 記念写真を 遺影とし |
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古苑 |
枕辺に 折り紙の雛 やさしげに |
6/7 |
クロちゃん |
街路樹の木々青々と生い茂り |
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てるみ |
街路樹をせなで感じて彼を待つ |
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古苑 |
天をつくポプラの木々の緑濃く |
6/8 |
イチロー |
少子化で 神輿車の 上に載り |
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博苦 |
少子化で二つ巴の上に乗り |
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古苑 |
子の名前 指を折りつつ 数え読み |
6/8 |
クロちゃん |
暑い日に近くでサイレンボヤ騒ぎ |
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古苑 |
半鐘の音で慌てて外に出て |
6/9 |
イチロー |
ランドセル 嫌な宿題 詰まってる |
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古苑 |
カタコトと 音のなる頃 懐かしく |
6/9 |
クロちゃん |
入院のお陰で口に佐藤錦 |
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古苑 |
きゅうり苗黄色の花の風にゆれ |
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博苦 |
花丸を妻に料理の夏を見る |
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てるみ |
朝取りのきゅうりだらけの夜の膳 |
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てるみ |
ダイエット家族全員巻き込まれ |
6/10 |
ささき |
富士砂防 かそけきあざみの 根の力 |
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古苑 |
山あいの 陽をいっしんに 鬼アザミ |
6/10 |
イチロー |
すがる藁 七転びして 見つけ出し |
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古苑 |
血の巡り 良くするらしいと 酒を飲む |
6/10 |
クロちゃん |
敏感に梅雨入り感知麻痺の足 |
6/11 |
ふじいさむ |
清き水 湧きいで続く 古き井戸 |
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古苑 |
湧き水に 手を触れ風を 感じつつ |
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てるみ |
山歩き湧き水見つけ水遊び |
6/11 |
イチロー |
初夏を着て カタログばかり 弾んでる |
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古苑 |
カタログは 目で楽しんで お蔵入り |
6/11 |
ふじいさむ |
胸元を そよ風抜ける 昼下がり |
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古苑 |
時めぐり 日傘の花が 旬むかえ |
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てるみ |
落ち着きが無くなる視線初夏の服 |
6/11 |
ふじいさむ |
地味だけど 盛りとなりし 栗の花 |
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古苑 |
岩ふじの かんざしひとつ 夏きざす |
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イチロー |
思い出の 匂い残して 栗の花 |
6/11 |
クロちゃん |
通院日梅雨の晴れ間で助かりし |
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古苑 |
空見上げため息ついて梅雨の前 |
6/12 |
イチロー |
囲碁将棋 上手に負けて 世渡りし |
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古苑 |
スーツ着て 大人の仲間も 疲れるわ |
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てるみ |
上役の駄洒落に苦しい苦笑い |
6/12 |
クロちゃん |
昼食のメニューにソーメン仲間入り |
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古苑 |
ソーメンに氷浮かべて夏盛り |
6/13 |
博苦 |
恋う人を待てど迷惑メールだけ |
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古苑 |
彼の人はおあいにくさま!日本人 |
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博苦 |
彼の人のイニシャルだけでも教えてよ |
6/13 |
イチロー |
店仕舞い するには惜しい 客の列 |
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古苑 |
知らぬまにぬけがらの店軒連ね |
6/13 |
クロちゃん |
梅雨入りで予報気になる甲子園 |
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古苑 |
巨人戦トラ軍団も夏バテか |
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てるみ |
巨人ファンビールの苦味がはら(原)にしみ |
6/14 |
博苦 |
梅雨寒も君を想って火照る頬 |
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古苑 |
梅雨寒の雲の切れ間につばめ舞い |
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古苑 |
足温器梅雨寒の足ぬくめおり |
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古苑 |
梅雨寒に色を濃くして額紫陽花 |
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古苑 |
半幅の帯も小粋に初浴衣 |
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古苑 |
いもんかけ糊の利きたる初浴衣 |
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祐華 |
手弱女のふりで今年も初浴衣 |
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博苦 |
湯上りの君を抱き寄せ初浴衣 |
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イチロー |
梅雨寒を 連れて流れる 最上川 |
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イチロー |
みちのくの 山雪解けて 梅雨寒し |
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イチロー |
城址の 堀のにごりや 梅雨寒し |
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イチロー |
鮎染めの 映えたる山の 初浴衣 |
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イチロー |
そよ風を たもとに入れて 初浴衣 |
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イチロー |
初浴衣 照れを見せてる お下げ髪 |
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ささき |
不景気で ボーナスも減り 梅雨寒し |
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ささき |
紫陽花が かがやくほどに 梅雨寒し |
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ささき |
幼子は 私きれいよと 初浴衣 |
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ささき |
お下がりの 腹がふくらむ 初浴衣 |
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母さん |
梅雨寒にかの人の肌恋しけり |
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母さん |
梅雨寒に負けじと響くややの声 |
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母さん |
初浴衣火照る想いに帯をかけ |
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クロちゃん |
梅雨寒にくしゃみ連発窓閉めて |
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クロちゃん |
盆踊り園の練習に初浴衣 |
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てるみ |
梅雨寒やしまい忘れた服を着る |
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てるみ |
針仕事最後の糸締め初浴衣 |
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MUSASI |
梅雨寒や スズメも縮む 庭先ぞ |
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MUSASI |
梅雨寒を 招いて早し 千曲川 |
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MUSASI |
雪解けや 梅雨寒乗せて 川下り |
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MUSASI |
肩ぐるま 花火に浮かぶ 初浴衣 |
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MUSASI |
初浴衣 向こう3軒 ごあいさつ |
6/14 |
クロちゃん |
せっかくのナイターチケット梅雨に消え |
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古苑 |
催涙ガス涙無くして語れない |
6/15 |
イチロー |
山肌の 雪兎消え 耳ばかり |
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古苑 |
梅雨寒の 空に向かいて 稲の子が |
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MUSASI |
雪の耳 名残惜しげに あちこちと |
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てるみ |
梅雨盛り雪見る風情がある里は |
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6月・後半
6/16 |
イチロー |
萱屋根の 苔あざやかな 五月雨 |
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古苑 |
木漏れ日の あたる山肌 苔の花 |
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MUSASI |
萱ぶきの 屋根に招かれ 奥飛騨へ |
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てるみ |
安らぎの絵にはまりたる萱ぶきの屋根 |
6/16 |
博苦 |
降る雨に紫陽花すでに鮮やかに |
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古苑 |
いきいきと紫陽花の花梅雨最中 |
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てるみ |
梅雨時の傘に良く合う花と紫陽花 |
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寿風 |
紫陽花にバトン渡して菖蒲落ち |
6/17 |
イチロー |
飛行雲 田植えも終わり 旅心 |
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古苑 |
雨雲の合間かすめて梅雨の星 |
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てるみ |
水無月の雲走り消ゆ水平線 |
6/18 |
ぱふぱふ |
新緑や次から次へ色見本 |
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古苑 |
紫陽花の重たいほどの花簪 |
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てるみ |
山の木は雨に洗われ凛とする |
6/18 |
イチロー |
無人家に 留守居代わりの ツバメの巣 |
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古苑 |
稲の子の 頭かすめて つばめの子 |
6/18 |
ネック |
応援歌 みんな一緒に 聴こえます (^0^) |
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古苑 |
ひたすらにゴール目指して突っ走り |
6/19 |
イチロー |
節水の 記事に無情な 空の梅雨 |
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てるみ |
節水と思えどあふるる風呂が好き |
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古苑 |
節水と言葉に出して水を出す |
6/19 |
博苦 |
若気とて私学の雄の情けなさ |
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博苦 |
番記者を置くマスコミの情けなさ |
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てるみ |
若者は大人の鏡と衿正 |
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古苑 |
生き方を国が教える情けなさ |
6/19 |
クロちゃん |
父の日は予定狂って留守居番 |
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クロちゃん |
梅雨の中パソコン故障で手持ちぶさ |
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クロちゃん |
パソ中と壊れて自覚梅雨のとき |
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クロちゃん |
佐藤錦アメリカンチェリーと味違い |
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クロちゃん |
台風もトラの強さに逃げて行き |
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古苑 |
久方の友の投句にホッとして |
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寿風 |
パソ戻り晴れて陽の目の4日分 |
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博苦 |
句に戻り晴れて風の日ことぶきの |
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寿風 |
博苦節色よい返句に四苦八苦 |
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てるみ |
梅雨空にパソのご機嫌うかがって |
6/20 |
イチロー |
マネキンも 肌を出してる 夏衣装 |
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古苑 |
Tシャツの背中いっぱい夏模様 |
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てるみ |
胸筋が写るTシャツトップどこ |
6/20 |
クロちゃん |
リハビリもTシャツ1枚汗にじむ |
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博苦 |
来客にパンツも無くて汗にじむ |
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古苑 |
夏色にランニングシャツの日焼けあと |
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てるみ |
フィットネスガラス越しでも陽に焼けて |
6/21 |
イチロー |
ふくらんだ 布団に触れる 初夏の風 |
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博苦 |
節電で蚊取り線香大活躍 |
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古苑 |
クーラーの前で風繰る渋うちわ |
6/21 |
クロちゃん |
梅雨晴れ間向かう敵なし猛突進 |
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古苑 |
独走も張り合いないとトラほえる |
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てるみ |
冷汗が魅力のトラの快進撃 |
6/22 |
寿風 |
孫の顔チョット見たさに小旅行 |
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寿風 |
孫の名を呼び間違えて突っ込まれ |
6/22 |
イチロー |
字の震え 老いた証と 末筆に |
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古苑 |
達筆は読んじゃいけない見るだけで |
6/22 |
クロちゃん |
たまらずに扇風機出して眠りつく |
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寿風 |
扇風機洗濯物に風おくり |
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てるみ |
風呂上り扇風機の前洗い髪 |
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古苑 |
首を振り風繰る先に猫移動 |
6/23 |
イチロー |
車椅子 春風に乗り いずこ迄 |
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古苑 |
リハビリの義姉の額の玉の汗 |
6/23 |
クロちゃん |
溽暑(ジョクショ)に深夜のサッカー寝不足に |
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古苑 |
日盛りを避けて深夜の運動会 |
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古苑 |
片かげり猫も腹だし昼寝する |
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てるみ |
寝ようかと思うと気になる家の中 |
6/24 |
イチロー |
町起こし がらくた市の 仁王像 |
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博苦 |
善悪を賽で占う閻魔さま |
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古苑 |
夢つなぐシルバーパワーの花街道 |
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てるみ |
今の世は裁ききれない閻魔さま |
6/24 |
クロちゃん |
梅雨半ばトラも雨天で一休み |
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博苦 |
梅雨半ばGも来年まで休み |
6/25 |
古苑 |
あさぼらけ 読経の声に 迎えられ |
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てるみ |
経憶え墓に向かって話し掛け |
6/25 |
イチロー |
リハビリと 介護で埋まる 予定表 |
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古苑 |
外泊を最初に入れる予定表 |
6/25 |
ふじいさむ |
雨上がり ゆっくりはいだす カタツムリ |
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古苑 |
ネジバナを 雨の雫が つたいおり |
6/25 |
クロちゃん |
通院日タイミングよく梅雨晴れ間 |
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古苑 |
梅雨の間に隣りの庭に花行脚 |
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てるみ |
梅雨だけど徐々に客足増えてきて |
6/26 |
ふじいさむ |
七色に 変わるあじさい 雨の中 |
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古苑 |
花びらに 露をはべらし 色を増す |
6/26 |
イチロー |
何気なく 植えた貰い木 邪魔になり |
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博苦 |
まぐれでも入りゃベテラン嫁は言い |
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古苑 |
助手席で居眠りできる度胸よさ |
6/26 |
クロちゃん |
仕事終え花に水遣り常夏月 |
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博苦 |
水遣りの妻を尻目の昼寝かな |
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古苑 |
コロスケの顔見て和む胸のうち |
6/27 |
博苦 |
泥水を飲んで輝く蓮の花 |
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古苑 |
酒パック顔に塗るより口に入れ |
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古苑 |
中からもきれいになるよと酒を飲み |
6/27 |
イチロー |
蛙さえ 不景気風に 遠慮する |
6/27 |
クロちゃん |
大阪が雨でも敵地でトラはV |
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古苑 |
せっかくの勝利目前さよなら負け |
6/28 |
ふじいさむ |
入笠の 自生すずらん 花盛り |
6/28 |
イチロー |
他人の杖 笑っていたのは 去年まで |
6/28 |
寿風 |
腹の中黒くあろうと白寿とは |
6/28 |
クロちゃん |
何話す梅雨の合間に雀たち |
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古苑 |
梅雨の間に羽を乾かすトンボたち |
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てるみ |
葉の先に何時落つるのか一滴 |
6/29 |
古苑 |
清流の水面光らせ鮎が跳ね |
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古苑 |
山あいの苔のむしたる鮎の宿 |
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古苑 |
初鮎に夏の香りと塩を振る |
|
古苑 |
清流に竿がかしいで鮎解禁 |
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古苑 |
木一本箱入り娘かさくらんぼ |
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古苑 |
桜桃を含んで口元すぼまって |
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古苑 |
チェリー酒の色鮮やかな紅の色 |
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古苑 |
露はじき手のひら飾るさくらんぼ |
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イチロー |
さくらんぼ 片手に茶のみ 友来たり |
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イチロー |
さくらんぼ 祝いの膳にも 付いており |
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イチロー |
一幅の 絵となる枝の さくらんぼ |
|
イチロー |
旗立てて サクランボ園 景気良く |
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イチロー |
友釣りで 釣れず飲み屋で 友を釣り |
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イチロー |
皆して 無口になるか 鮎料理 |
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イチロー |
鮎酒で 話しは次の 飲む予定 |
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イチロー |
鮎酒に 惹かれ出かける 最上川 |
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ちさほ |
桜桃忌忘れられない太宰かな |
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クロちゃん |
貴船川鮎の塩焼き懐かしく |
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クロちゃん |
佐藤錦盗難騒ぎで名前売り |
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祐華 |
さくらんぼひとつさしのべ頬染めて |
|
祐華 |
カクテルに人待ち顔のさくらんぼ |
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博苦 |
傾けて弾ける塩で香魚食い |
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博苦 |
さくらんぼ並んで赤を競い合い |
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ささき |
ハネムーン みやげにつがいの さくらんぼ |
|
ささき |
さくらんぼ 種を飛ばせし 幼き日 |
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寿風 |
輝きは宝石のごとさくらんぼ |
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寿風 |
夏本番鮎の塩焼き生ビール |
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利舟 |
さくらんぼ二つ含みて妻笑ふ |
|
利舟 |
鮎の背に鵜の食み跡鮮やかに |
|
利舟 |
うるか出て飲めぬ酒干し雨上がる |
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てるみ |
水割りの氷とライブさくらんぼ |
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てるみ |
串刺しの鮎に噛み付き振り返る |
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てるみ |
鮎の背を押して骨引くプロの技 |
6/29 |
クロちゃん |
ブーゲンビリア淡いピンクで涼しげに |
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古苑 |
ネジバナの下から順に紅をつけ |
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てるみ |
折鶴のか弱き花が雨にゆれ |
6/29 |
祐華 |
ビル群をふと見上げれば虹の橋 |
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祐華 |
片蔭にからだ半分散歩道 |
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古苑 |
片かげり木の下探し息をする |
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寿風 |
片かげり右腕だけの一休み |
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博苦 |
片陰り左手だけの日焼けかな |
6/30 |
イチロー |
通り雨 子守唄にし 二度眠り |
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祐華 |
通学路 たがいちがいの 傘の花 |
|
祐華 |
通学路 たがいちがいに 傘の花 |
|
てるみ |
目覚ましを止めて二度寝の心地よさ |
6/30 |
クロちゃん |
走るトラ魔の6月も勝ち越して |
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古苑 |
早々と勝利を決めてまだ走る |
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寿風 |
トラトップ1年早いとGが言い |
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博苦 |
水無月も一強四弱浜は外 |
|
てるみ |
飲み助は勝ちトラ一杯負けG一杯 |
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