５月・前半
| 5/1 |
イチロー |
ウグイスも 末はカラスの 叫び声 |
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イチロー |
伝手求め 知らぬ人まで 親戚に |
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イチロー |
悪評も 勝てば官軍 選挙戦 |
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イチロー |
縄のれん 聞き耳立てる 人も居り |
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イチロー |
落選に 何時の間にやら 人が散り |
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古苑 |
議員なら何をやっても許される |
| 5/1 |
クロちゃん |
トラ強し白星スタートで五月入り |
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ネック |
俊足の 赤星凄い カッコいい |
| 5/2 |
てるみ |
人も年犬も高齢犬ドック |
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ネック |
愛犬を 気遣うあまり 四苦八苦 |
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古苑 |
愛猫に振り回されて医者通い |
| 5/2 |
イチロー |
また打った 松井人気で 国が沸き |
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古苑 |
イチローも松井も野茂もがんばって |
| 5/2 |
クロちゃん |
公園に色とりどりのこいのぼり |
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博苦 |
アパートに緋鯉と子鯉二つだけ |
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古苑 |
山間の谷間に泳ぐこいのぼり |
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てるみ |
東京はめざしに似たりこいのぼり |
| 5/3 |
イチロー |
逆転の 阪神何時まで 続くや |
| 5/3 |
ベースボール |
久しぶり 日本海へと 釣りに行き |
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古苑 |
東尋坊岩を見るより人を見て |
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てるみ |
海釣りの魚拓に見せられ釣り三昧 |
| 5/3 |
クロちゃん |
春愁の心を癒す胡蝶蘭 |
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古苑 |
新緑のそらに鶯鳴きわたり |
| 5/4 |
イチロー |
ふきのとう 籠の上ほど 優れもの |
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古苑 |
タラの木の身の丈以上に葉のしげり |
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博苦 |
たらの芽を根こそぎ取るか都会人 |
| 5/4 |
クロちゃん |
折り紙で兜を作って孫を待つ |
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古苑 |
古新聞兜に化けてほこらしく |
| 5/5 |
イチロー |
子どもの日 財布と相談 回り寿司 |
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古苑 |
連休は田植え機の上に兜乗せ |
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てるみ |
お土産の桜餅見て首かしげ |
| 5/5 |
てるみ |
五月晴れ顔見て一緒は後何年 |
| 5/5 |
クロちゃん |
折り紙の兜被せて初節句 |
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古苑 |
子どもの日内孫外孫幼稚園 |
| 5/6 |
博苦 |
早乙女も勝負で隅に追いやられ |
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古苑 |
五月田を渡る風さえ青々と |
| 5/6 |
イチロー |
上天気 理屈をつけて 屋外に |
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古苑 |
蒸し暑さ冷たい麦茶つくりおく |
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てるみ |
ひきこもり五月晴れにも気がつかず |
| 5/6 |
クロちゃん |
立夏すぎ今年は違うトラトップ |
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古苑 |
トラ軍団これから梅雨も夏も来る |
| 5/7 |
イチロー |
今日も又 酒が美味いよ 巨人様 |
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古苑 |
今日こそは今夜こそはとジャイアンツ |
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MUSASI |
今日も又 酒が不味いよ 巨人様 |
| 5/7 |
クロちゃん |
五月雨にデンドロビウム開きだし |
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古苑 |
五月雨を受けて侘び助花開き |
| 5/8 |
イチロー |
リハビリが 古希車椅子の 仕事なり |
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古苑 |
木一本 箱入り娘か さくらんぼ |
| 5/8 |
クロちゃん |
メル友とイチゴケーキで茶話（ちゃばなし） |
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寿風 |
さりげなく さよなら言える 絆かな |
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古苑 |
柏餅 コシアンがいいと 娘がいう |
| 5/9 |
イチロー |
病院で 院内感染 風邪もらい |
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古苑 |
いただきもの 風邪もみんなに おすそ分け |
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てるみ |
風邪もらい律儀な人の半返し |
| 5/9 |
クロちゃん |
玄関に今年は五つ薔薇の花 |
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古苑 |
玄関のなでしこの紅目にしみて |
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てるみ |
バラの花ささげられた日なつかしや |
| 5/10 |
博苦 |
三社様こころのロケ地懐かしく |
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ふじいさむ |
夕闇に 真っ赤に燃える バラの花 |
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てるみ |
白バラの香りなつかしアーチ門 |
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古苑 |
そこだけが 白くかすんで 花ミズキ |
| 5/10 |
イチロー |
抜け道を 開けて新法 立案し |
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古苑 |
誰のため？国民の為ではありません |
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てるみ |
民の為民は自分の代名詞 |
| 5/10 |
クロちゃん |
五月晴れベランダの花も元気良く |
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古苑 |
母の日はまくらの先に花のゆれ |
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てるみ |
母に日や日ごろの不義理を花に混め |
| 5/11 |
イチロー |
落とし蓋（ぶた）カツにしようか 肉じゃがか |
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寿風 |
若妻は びっくり水を買いに行き |
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古苑 |
最近は新語迷い語玉手箱 |
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てるみ |
魚の目ふきんで隠して調理する |
| 5/11 |
クロちゃん |
母の日にプレゼント嬉し犬の花 |
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古苑 |
母の日の花篭の花微笑んで |
| 5/12 |
イチロー |
古希の人 時代が違うと 蚊帳の外 |
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古苑 |
退職を介護の日々が待ち受けて |
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てるみ |
80代会話にならない会話して |
| 5/12 |
クロちゃん |
春の夜トラのない日は寂しけり |
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古苑 |
不思議だなぁ静かな夜は落ち着かず |
| 5/13 |
イチロー |
分らない 武力と暴力 どう違う |
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古苑 |
弱い者 いじめちゃダメと 言い聞かせ |
| 5/13 |
クロちゃん |
ベランダを通り過ぎてくアゲハチョウ |
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古苑 |
アゲハチョウ 信号待ちの 肩かすめ |
| 5/14 |
イチロー |
たまちゃんに 河川の危険 教えられ |
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博苦 |
タマちゃんに川の汚さ教えられ |
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古苑 |
初めての川に白鳥迷い込み |
| 5/14 |
クロちゃん |
五月雨も月１回の診察に |
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古苑 |
五月雨にちょっと待ってと声をかけ |
| 5/15 |
寿風 |
雑草と言えど名も有る花も咲く |
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博苦 |
うわばみと言われ酒有る席が好き |
| 5/15 |
イチロー |
桜散り やっと解けた 雪囲い |
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古苑 |
梅ノ木に 花のお礼か 実がひとつ |
| 5/15 |
クロちゃん |
ベランダのデンドロ満開五月雨 |
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古苑 |
五月雨を受けて紅ますナデシコか |
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博苦 |
ナデシコもこの日本じゃ絶滅種 |
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５月・後半
| 5/16 |
イチロー |
プライドが 無けりゃ満腹 試食品 |
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古苑 |
試食品 試して買っても 違う味？ |
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博苦 |
また来たかいつもの顔を覚えられ |
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てるみ |
気が弱く試食につられて、お付き合い |
| 5/16 |
ベースボール |
月一の 通院日にて 風邪ひいた？ |
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古苑 |
病院は 風邪の問屋と 思われる？ |
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博苦 |
風邪ならば良しとしようかサーズより |
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てるみ |
風邪引きも見方によっちゃ色っぽい |
| 5/16 |
クロちゃん |
トラ負けて春の満月苦笑い |
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古苑 |
久しぶり！原監督の 笑顔見て |
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博苦 |
満月に遠吠え響く星の夜 |
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てるみ |
満月や、牙はえ、爪はえ、毛が生えて |
| 5/17 |
イチロー |
腰伸ばす 妻の背中に 老い感じ |
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古苑 |
立ち際に思わず口からどっこいしょ |
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てるみ |
動くたびあちらこちらで音がします。 |
| 5/17 |
クロちゃん |
玄関に日当たり悪くツツジ今 |
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古苑 |
黒侘び助季節外れに紅を増し |
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てるみ |
八柱霊園はつつじがいっぱい。 |
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博苦 |
助手席で足を突っ張り経唱え |
| 5/17 |
てるみ |
飲みすぎてリバウンドする夏祭り |
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寿風 |
夏近し馳走を前に迷い箸 |
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古苑 |
夏祭り浴衣の帯を強く巻き |
| 5/18 |
イチロー |
後継者 居ない田畑は 自由主義 |
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古苑 |
ここいらが踏ん張りどころと身を清め |
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てるみ |
商店街軒並み店主は高齢者 |
| 5/18 |
クロちゃん |
夏場所は知らぬ間に中日過ぎ |
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古苑 |
夕暮れは夏場所の声も通り過ぎ |
| 5/19 |
ささき |
荒野にも 孤高に咲けり かきつばた |
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古苑 |
憧れの人から届く絵の手紙 |
| 5/19 |
博苦 |
青紅葉料理の脇で夏を呼び |
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てるみ |
ギヤマンに冷酒注いで舌鼓 |
| 5/19 |
イチロー |
使い癖 残して仕舞う 冬道具 |
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古苑 |
いつ仕舞う？今日こそ仕舞おう冬炬燵 |
| 5/19 |
クロちゃん |
センス良く初夏に届いたプレゼント |
| 5/19 |
寿風 |
東風にのり 春ふたたびの 櫻花(さくらばな) |
| 5/19 |
古苑 |
夏近し 友から届く 桜花 |
| 5/20 |
ふじいさむ |
浮間にも 春の訪れ 桜草 |
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古苑 |
木漏れ日に頭もたげてチゴのユリ |
| 5/20 |
ふじいさむ |
春風に 香り微かな 芝桜 |
|
古苑 |
隙間無くピンクの絨毯芝桜 |
| 5/20 |
ふじいさむ |
日本一 早い菖蒲が 咲く河津 |
| 5/20 |
イチロー |
長閑なり 老妻と飲む 午後のお茶 |
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古苑 |
緑茶にも氷浮かべて夏の午後 |
| 5/20 |
クロちゃん |
ベランダに芙蓉の若葉目の保養 |
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古苑 |
トチの葉のすき間探して夏が来る |
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てるみ |
五月雨若葉の先で輝けり |
| 5/21 |
ささき |
傘を差し 雨宿りす 花ぼたん |
|
ささき |
傘を屋根 束ねぼたんに 通り雨 |
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古苑 |
五月雨に息つくように花灯り |
| 5/21 |
イチロー |
皐月冷え 灯油の匂い 指先に |
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古苑 |
早苗月田植えの水の冷たさよ |
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てるみ |
水澄んでたなびく早苗いとおしく |
| 5/21 |
MUSASI |
田の水の 冷たき風の 波立ちて |
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古苑 |
皐月冷え夏の炬燵に足を入れ |
|
てるみ |
都会人季節を花に教えられ |
| 5/21 |
クロちゃん |
薫風がリハビリ室に心地よく |
|
古苑 |
早苗田をわたって薫る風ひとつ |
| 5/22 |
イチロー |
雪形で 仕事を決める 農家かな |
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古苑 |
稲の子の頭を揺らし風薫る |
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MUSASI |
山肌の 所々に 雪兎 |
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てるみ |
鎌倉に刺身の山の和懐石 |
| 5/22 |
クロちゃん |
「強いねー」と言えば分かる春のトラ |
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古苑 |
不景気に増える貯金がうらやまし |
|
てるみ |
星様の快心進撃に湧く商店 |
| 5/23 |
イチロー |
花見さえ 無粋に上座 えらい人 |
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古苑 |
無礼講 花見の宴の 和やかに |
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てるみ |
無粋者上座において盛り上がり |
| 5/23 |
クロちゃん |
下町の道は遊び場春の夕 |
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古苑 |
夕暮れはのびた影追い時忘れ |
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てるみ |
ろう石で間取りを書いた道路端 |
| 5/24 |
イチロー |
昼餉には 豆腐一丁 老夫婦 |
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古苑 |
ミョウガダケ庭の隅にて夏を待ち |
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てるみ |
ざる豆腐食べた器はインテリア |
| 5/24 |
クロちゃん |
待合室トラキチ集まり春の宴 |
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古苑 |
病人か？待合室の盛り上がり |
| 5/25 |
イチロー |
さりげなく ほめておだてて 世渡りし |
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古苑 |
運動会 応援の声 空弾け |
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てるみ |
長い事生きた証の知恵を出し |
| 5/25 |
クロちゃん |
お祝いも同じ双子座いっぺんに |
| 5/26 |
博苦 |
梅雨入りも昆布と地酒で笑みこぼれ |
|
寿風 |
生ビール焦がれる胸に流し込み |
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てるみ |
長屋門いわし料理で久保田飲み |
| 5/26 |
イチロー |
物忘れ 耳も目も歯も 相応に |
| 5/26 |
クロちゃん |
玄関のアカシアの花望みなし |
|
古苑 |
ゆずの木よ何年したら実をつける？ |
|
てるみ |
何の種埋めてみたけどいまだ出ず |
| 5/27 |
イチロー |
地底から ゆらす鯰の 恐ろしさ |
|
古苑 |
ゆらゆらと 揺れに思わず 立ち上がり |
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MUSASI |
ギシギシと 揺れにキシみぬ 我が古家 |
| 5/27 |
クロちゃん |
オフ会のキャベツ話で盛り上がり |
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古苑 |
焼肉とビールと友の笑顔あり |
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てるみ |
夏も近づくビヤ-ガーデン |
| 5/28 |
イチロー |
鯉のぼり 景気の上昇 先導し |
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古苑 |
鯉のぼり 不景気風も 吹流し |
| 5/28 |
ふじいさむ |
暗闇に ほのかな香り 白いばら |
|
てるみ |
白バラの香り豊かな風呂上り |
|
古苑 |
白い薔薇 蕾膨らみ 庭の隅 |
| 5/28 |
クロちゃん |
リハビリも薄着で通院夏日来る |
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古苑 |
Ｔシャツの背中に流れる汗のあと |
| 5/29 |
ネック |
手に託し 表情豊かに 言葉伝え |
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博苦 |
縦横に腕を重ねてシュワッてか |
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古苑 |
心ごと 言葉紡いで 手が話す |
| 5/29 |
ぱふぱふ |
紫陽花や三千円の値札つく |
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古苑 |
紫陽花の蕾ふくらみ梅雨まじか |
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ぱふぱふ |
新緑に持てない同期深呼吸 |
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ぱふぱふ |
カーテンの色見本より夏兆す |
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古苑 |
カーテンを揺らして夏が通り抜け |
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てるみ |
湯上りにカーテン揺らぎ大慌て |
| 5/29 |
イチロー |
タマちゃんを 飽かず追いかけ 平和なり |
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博苦 |
タマちゃんとカメちゃん隠し湯に浸かり |
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古苑 |
タマちゃんも もういい加減 ほっといて |
| 5/29 |
博苦 |
同じ茶も蒸して揉んでと味を変え |
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古苑 |
汗ぬぐい木陰でひと声｢おーい、お茶」 |
| 5/29 |
クロちゃん |
薫風がトラの連勝に気持ちよく |
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古苑 |
今日もまた優勝目指してトラが行く |
| 5/30 |
イチロー |
近くまで 来て音を消す 救急車 |
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古苑 |
真夜中の 救急車の音に 目を覚まし |
| 5/30 |
ささき |
絵手紙に 感謝を込めて 桜草 |
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ささき |
ふるさとの 香り懐かし 桜草 |
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古苑 |
背伸びして 初夏を彩る 桜草 |
| 5/30 |
クロちゃん |
紫陽花の心和らぐ淡い青 |
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古苑 |
アジサイの蕾もそろい梅雨まじか |
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てるみ |
紫陽花の淡く切ない色悲し |
| 5/31 |
イチロー |
賞味期限 何時まで続く 夫婦愛 |
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古苑 |
いつまでも 続くと思った あの頃は |
| 5/31 |
ささき |
五月晴れ 釣りをする人 みてる人 |
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ささき |
釣り人に 人だかりす 五月晴れ |
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ささき |
号音も 歓声も届く 五月晴れ |
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てるみ |
五月晴れ釣る人を見るのどけさや |
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古苑 |
自転車の 風切る先や 夏ちかし |
| 5/31 |
クロちゃん |
逆転で今日も勝って五月終え |
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古苑 |
最近は野球の結果は人づてで |
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