★照美の個展「書庫top」に戻る  ★とんちん句会掲示板へ ☆日日是好日「和のリズム」に戻る


<< 前へ    2003   次へ >>


7月・前半
7/1 イチロー 病室の ベットドラマの 指定席
博苦 NHK歳を取る度好きになり
古苑 テレビつけ何を見ても水戸黄門
7/1 クロちゃん 梅雨寒でくしゃみにあわて窓閉める
7/2 博苦 夢の中虫の音響くネットかな
古苑 夢の中あなたの声に目が覚めて
寿風 虫の音夏の夜長にグーグーと
7/2 イチロー 老妻の 誕生日きて 半夏生
古苑 誕生日 自分のために プレゼント
7/2 寿風 愛染さん いとはんこいさん浴衣だし
古苑 肩上げのついた浴衣の懐かしく
7/2 クロちゃん 雨止んであっという間に夏模様
てるみ 薄紫見た目も涼し絽の姿
古苑 梅雨晴れも三日も続けば湿りがち
博苦 普段着の浴衣姿もユニフォーム
7/3 イチロー 試着室 鏡を前に 汗をかき
古苑 荷物持ち 試着室前で 汗をかき
てるみ 試着室 希望サイズの服を持ち
7/3 クロちゃん 手作りの梅酒の味あたたかく
古苑 花梨酒の琥珀の色の夢誘う
7/4 イチロー 看護婦も 衣替えかや 腕眩し
古苑 天牛のはさみで切りたや梅雨の空
7/4 クロちゃん 夏に向け体にいいと紫蘇ジュース
古苑 湯の宿の紅鮮やかに紫蘇ジュース
7/5 イチロー 同窓会 リングはめた手 良く動き
古苑 君にだけ縛られたいと指輪つけ
てるみ 美人ママおもわず指輪をポケットに
7/5 ふじいさむ 雲間から 朝日こぼれる 鳥羽の海
古苑 梅雨晴間雲の切れ間の青い空
7/5 博苦 長瀞の舳先と舵の息が合い
古苑 山並みに船頭の声こだまして
7/5 クロちゃん 梅雨の中応援後押し勝ち進む
7/6 ふじいさむ 出たくとも 出るに出られぬ 蟻地獄
古苑 習慣は脳細胞も悲鳴あげ
7/6 イチロー 春霞 姿隠して 音ばかり
古苑 ゆらゆらとすべてを隠し霧が舞う
7/6 クロちゃん 汗をかき歩き始めた孫を追う
古苑 外泊で戻った義姉を孫が追う
てるみ 這えば立て立てば歩めと言うけれど
7/7 ささき 山間を 点す明かりか ホタル袋 
古苑 梅雨晴れに ほたる袋の 明かりゆれ
7/7 イチロー 花公園 老いの意地張る 道もあり
古苑 丹精の 季節先取り 花ロード
てるみ 見たくない人の家避け遠回り
7/7 クロちゃん 蒸し暑く歩行訓練汗まみれ
古苑 ボランティアタオルを首に梅雨最中
7/8 博苦 風鈴屋売り声出さず客集め
博苦 涼しさを売る風鈴屋汗を掻き
古苑 風鈴の音さわやかに夏本番
博苦 風鈴屋今はネットで音を出し
7/8 イチロー 水色の レースに替わる 初夏の部屋
古苑 襖取り 簾をつけて 夏迎え
7/8 クロちゃん 熱帯夜おんぼろクーラー一仕事
7/9 ふじいさむ 短冊に 願う七夕 雨の中
古苑 七夕の短冊に告ぐ我が心
てるみ 七夕に健康祈る年になり
7/9 イチロー 目移りし 孫の買い物 急ぎ足
古苑 露地物が顔を揃える夏野菜
てるみ 孫の目を両手でふさぐ老夫婦
7/9 クロちゃん 長梅雨も勝ちを重ねてマジックつく
古苑 G戦も勝ってるところでチャンネル変え
7/10 寿風 赤い服着せているのに「男の子?」
寿風 水着つけポーズとる児の愛らしさ
寿風 「お母さん?」なんぼなんでも そりゃ無茶や
7/10 ふじいさむ ラベンダー 咲いて賑わう 河口湖
7/10 ふじいさむ 雲間から 朝日こぼれる 鳥羽の海
7/10 イチロー 夏山で 下界の憂さを 吹き飛ばし
古苑 早く梅雨 明けてほしいと 願かけて
7/10 クロちゃん 真夏日にランニングシャツ1枚で
7/11 イチロー 余白をば 大切にして 長生きし
古苑 さまざまな 色で記して あるく旅
古苑 振りかえりゃ 色鮮やかな 旅たのし
7/11 クロちゃん 落ちる汗メガネ外してリハビリを
7/11 ベースボール 復職し 忙しさの中 充実感
7/12 古苑 楽しみはあとになるほどうれしくて
7/12 寿風 浅草の清しき音色風の鈴
寿風 パソコンに雷除けのお札貼り
7/12 ふじいさむ 梅雨空に 明峰富士も 雲のなか
古苑 藪の中 わたしはここよと ヘビイチゴ
ベースボール 山岳地 まだ咲かぬかと 思いつつ
7/12 イチロー 定まらぬ 天気に出掛けの 衣替え
古苑 お出かけは デジカメ片手に 雨具持ち
てるみ 黒の紗に赤い帯揚げ夏姿
7/12 クロちゃん 諸費用でクーラー買い替え高くつく
古苑 水クーラー冷やしたスイカの夏模様
てるみ 内庭のカケスの音に夏の涼
7/13 イチロー 紫陽花に 学ぶ老後の 七変化
てるみ 長い事生きた女性は百面相
古苑 手のひらにあふるる思い我が人生
7/13 クロちゃん 梅雨のおかげオールスター前に一休み
古苑 たまの雨ホッと寛ぐ縁の端
7/14 古苑 夕立に頭おさえて走る子等
古苑 突然の夕立もらい雨宿り
古苑 暑中見舞夕立の跡梅雨の跡
古苑 夕立のシャワーのあとの日傘かな
古苑 畦道のカカシもさしたる日傘かな
古苑 涼風や日傘の花の揺れるごと
博苦 夕立の上がりを鳥の声で知り
博苦 乳母車屋根の日傘に日傘差し
ちさほ 夕立で蜂の子散らす町公園
てるみ セットして夕立にあいうらめしや
てるみ 力いれ日傘差したらちょこになり
イチロー 馴れ初めは あの夕立の 雨宿り
イチロー 駅前で 傘を待つ頃 懐かしい
イチロー リストラの 背広は夕立 知らぬふり
イチロー 雨降らぬ 紫陽花の花 日傘立て
イチロー 日傘差す 行商の顔 日に焼けて
イチロー 車椅子 日傘の高さ 折り合わず
クロちゃん 夕立も楽しげに駆ける子供たち
クロちゃん 梅雨時は日傘雨傘兼用で
祐華 夕立やぱっちり目元に黒涙
祐華 ラブラブの二人に差したい日傘かな
寿風 夕立の気配に慌て窓を閉め
寿風 夕立に軒下探し裾からげ
寿風 雨宿り昔軒下今外車
寿風 チャリ通に白い手袋日傘差し
利舟 じりじりと蝉初鳴きて日傘ゆく
利舟 裾さばき日傘くるくる古刹なり
7/14 ささき 街路樹も のうぜんかずらで 衣替え
古苑 のうぜんの はかなき命 夏盛り
てるみ 裏窓の網戸にからむ蔦飾り
7/14 クロちゃん 梅雨寒と湿気に応える鈍い足
てるみ 梅雨空や我が身が天気予報する
7/15 ふじいさむ 涼しさを 運ぶ夕立 通り過ぎ
ふじいさむ 跳ね返る 夕立避けて 雨宿り
ふじいさむ 夕立に 飛び込む軒下 2人ずれ
ふじいさむ ゆっくりと 日傘まわして 歩く女
ふじいさむ 日傘持つ 真白き指を 思い出し
7/15 イチロー 病院の ベットシルバー 会議室
7/15 クロちゃん 梅雨寒に更のエアコン出番なし
7月・後半
7/16 ぱふぱふ ソーダ水君は私の青春譜
古苑 ビードロにソーダー水の泡はじけ
7/16 イチロー 蛍住む 清流有って 里自慢
古苑 暗闇に 小さくひかり 蛍舞う
7/16 クロちゃん オールスター縦縞目立つ夏の宴
古苑 わけなんて なんだっていい 川浚い
7/17 イチロー 風鈴は 出身地の音 主張する
古苑 鈴の音が 三半規管に こだまして
7/17 クロちゃん 汗かいて身体の動き軽やかに
古苑 首に巻くタオルの先に汗の散る
7/18 イチロー 灯り消し 老人ホームの 蛍見会
古苑 暗闇をそっと切り取る初蛍
てるみ 年忘れ寄り添いながらの蛍見会
7/18 クロちゃん 長梅雨かいまだ聞こえぬ蝉の声
古苑 雨脚の長きに心うばわれて
7/19 イチロー 梅雨寒の 長きみちのく 蝉も無し
7/19 クロちゃん ハイビスカス雌しべの長さ誇らしげ
古苑 青空に負け時とのうぜん咲き誇り
7/20 イチロー 新盆に 称える経の 声しめり
古苑 新盆は笑顔ひとつも湿りがち
7/20 クロちゃん 炎昼にスイカ一切れつかれ飛ぶ
古苑 タネ飛ばしスイカを食らう夏の午後
7/21 MUSASI 余裕(ひま)無くて なんと悲しき 人生ぞ
7/21 イチロー 祭り来る。村の鎮守の 大掃除
古苑 夏来る 祭囃子か せみの声
7/21 クロちゃん 夏祭り笛や太鼓の音だけが
古苑 宵宮に祭りの合図の花火鳴り
7/21 寿風 初孫は祭囃子に怯え泣き
寿風 夏祭り揃いの半被で初祭り
古苑 新築の家に除厄の獅子が舞う
7/22 イチロー 懐かしや 四年ぶり会う 議員様
7/22 クロちゃん 気がつけば今年初めて蝉の声
古苑 まだですか?梅雨の雨神(めがみ)に聞いてみる
てるみ 梅雨あけず蝉もあきれて声も出ず
7/23 博苦 捨身飼蚊、我の手を食い足を食い
博苦 食えば食え腫れなど無いぞ年寄りにゃ
古苑 この夏は生存競争が激しいと見え
7/23 イチロー 道草と 夕焼け背負い 帰る子等
古苑 夏休み せみより早く 起きる子等
7/23 クロちゃん 長梅雨に負けじと通いリハビリを
7/24 イチロー わらび取り 摘みたる人の 声はずむ
古苑 木漏れ日の あたる沢べり ミズナあり
博苦 蕨餅深みの中に餡の色
7/24 クロちゃん 梅雨明けを知ってか蝉の大合唱
古苑 雨よりもどうせ降るなら蝉時雨
てるみ 大雨と花火と雷あがき梅雨
7/25 博苦 有名になれば知らない友が増え
古苑 有名人いつのまにやら兄弟に
てるみ 成し遂げた男の姿美しく
7/25 イチロー 廃屋の 窓に張り付く おぼろ月
古苑 住む人の 個性が飾る 窓ガラス
7/25 クロちゃん エアコンで滝の絵眺めマイナスイオン
古苑 渋うちわマイナスイオンを引き連れて
7/26 イチロー 妻の愚痴 聞き流しつつ 茶を貰い
寿風 妻の愚痴 聞く降りをして 茶を濁し
古苑 愚痴ばなし聞かされるほうもしんどいね
7/26 博苦 たこ焼きを食べ想う人今何処
寿風 浪花では一家に一台たこ焼き器
古苑 たこ焼きのたこの大きさ競い合い
7/26 クロちゃん 暑い中元気な孫の顔見せに
古苑 リハビリを孫たちの声が後押しし
7/27 古苑 梅雨じめり なかなか脱げない 蝉の殻
古苑 夏の午後 グラスにラムネの 泡かさね
7/27 寿風 早朝の静けさ破るセミの声
てるみ 大雨が去って夏空相模湾
古苑 仰向けに吸い込まれそうな夏の空
7/27 イチロー 紫陽花寺 傘の行列 邪魔になり
古苑 ひまわりに 衣替えして 花ロード
7/27 クロちゃん 丑の日のおやつタイムに土用餅
古苑 あらためて丑の日だからとうなぎ食べ
博苦 改めて丑の日だからとどぜう食べ
てるみ 丑の日手抜きが出来るとうなぎ買い
7/28 イチロー 都会では 聞けぬでっかい 牛蛙
古苑 青蛙 葉っぱの陰で 雨宿り
博苦 牛蛙アカペラベースで使いたい
てるみ フロッグとフラッグ間違い大笑い
7/28 クロちゃん 休肝日ナイター無い上ビールなし
古苑 声援の声が重なり汗が飛ぶ
てるみ 中元のビール狙われ冷蔵庫
7/29 博苦 新秋刀魚暦の秋を飛び越えり
博苦 新秋刀魚一品飾る季節かな
博苦 新秋刀魚季節先取る小料理屋
博苦 盆前の秋刀魚に季節教えられ
古苑 本当は庶民の味さ新秋刀魚
7/29 イチロー 無人店 金の無い人 買わないで
博苦 窃盗犯金があっても支払わず
7/29 クロちゃん 公園を離れて迷う蝉の声
古苑 なんとなく寂しく聞こえる蝉時雨
7/30 古苑 丑の日はうのつく食べ物バテしらず
古苑 蒲焼の匂いにつられ手が伸びる
古苑 夏の夜はうちわ風繰る夕涼み
古苑 いつもより話の弾む夕涼み
古苑 風呂上りぽつんと座る涼み台
博苦 丑の日を命日と書くうなぎかな
博苦 源内を恨んで逝くかウナギの日
博苦 丑の日に飲み過ぎ残る寅の朝
イチロー 夏負けを 知らぬ身体も うなぎ食べ
イチロー 丑の日を チラシで無理に 知らされる
イチロー 一切れの うなぎメインの ディ介護
イチロー ウナギ屋は 罪な匂いを 通りまで
イチロー 怪談を 逃げ腰で聞く 夕涼み
イチロー 浴衣着る 夕涼みの人 皆美人
イチロー 縁台の 将棋白熱 夕涼み
イチロー 夕涼み 人を集める 車椅子
クロちゃん 夕涼み線香花火懐かしく
クロちゃん 丑の日はうなぎうなぎの売り場かな
ささき ヌル嫌い 丑の日だけは うなぎ食べ
ささき 梅雨寒で セーター羽織る 夕涼み
寿風 ベランダでビール片手に夕涼み
寿風 丑の日は定番料理で手間いらず
利舟 夕涼み一枚はおり冷夏なり
利舟 夕涼みうちわポツンと忘れ物
利舟 丑の日に穴子の干物焼いており
てるみ 夏風を引かれて見舞いのうなぎかな
てるみ 夕涼み虫に好かれて色気なし
ふじいさむ 土用の日 日本めがけて うなぎ来る 
ふじいさむ 涼しくて うなぎ屋困る 土用の日
ふじいさむ 久々に 暑さ戻って 夕涼み 
ふじいさむ 田舎道 蛍追いかけ 夕涼み
7/30 ふじいさむ 夏風に 涼しき四万十 川下り
古苑 四万十の流れに掉さす川下り
7/30 たえこ 待ちに待つ梅雨明けなのに雨は無視
7/30 イチロー 健康法 講義した人 先に逝き
古苑 健康法どれがいいのか迷いみち
てるみ 健康法サブリメントが勢ぞろい
7/30 クロちゃん 寂しげに網戸で鳴いてる迷いゼミ
古苑 いつもなら降ってくるよな蝉時雨
7/31 イチロー 母親を 信じて続く 鴨の子等
古苑 無垢な目で見上げて足元擦り寄って
7/31 ささき 鬼灯が赤く染まりて梅雨明けぬ
古苑 鬼灯の赤く色づく日暮れ時
7/31 クロちゃん 熱帯夜の寝不足たたり昼寝かな
古苑 夏掛けに毛布重ねて朝迎え
てるみ 布団など何処へいったか熱帯夜












































女の子お絵かき掲示板ナスカiPhone修理