7月・前半
7/1 |
博苦 |
半夏生知る人も無くひっそりと |
|
博苦 |
夜の蝶黄昏時の半化粧 |
|
hissy |
日陰入り 犬も足止めて 夏散歩 |
|
hissy |
吹き抜けて 陽さえぎる 場所探す |
|
博苦 |
夏散歩舌より先に顎を出し |
|
てるみ |
寝冷えして 犬の散歩も 足早に |
|
クロちゃん |
暑い中ババは勇んで参観日 |
|
博苦 |
苔色の敷石踏んで参拝日 |
|
てるみ |
手を合わせ そっと過ぎ行く 浅草寺 |
7/2 |
クロちゃん |
嵯峨野の夏孫に誘われトロッコ乗る |
7/3 |
博苦 |
塩焼きに青き笹敷き夏料理 |
|
博苦 |
骨切りの音も軽やか鱧料理 |
|
博苦 |
甲羅割る音パキパキと蟹料理 |
|
博苦 |
江戸切子氷敷き詰め烏賊料理 |
|
博苦 |
頂きます鯵の断末活け料理 |
|
博苦 |
煮穴子の逸品料理味の妙 |
|
博苦 |
手料理に冷酒もすすむ妻の酌 |
|
博苦 |
田楽の加茂茄子焼いて京料理 |
|
博苦 |
殻を剥き一口で吸う蟹料理 |
|
NANA |
夏ばても 季節の膳に 舌鼓 |
|
hissy |
浴衣着て 着てから探す 行き先を |
|
てるみ |
湯上りに うすく紅さし 夕涼み |
|
博苦 |
寝相悪し紐だけ残す初浴衣 |
|
pink |
熱い夜 手に汗にぎり フラメン娘 |
|
博苦 |
暑い夜手と手を握る深い仲 |
|
てるみ |
フラメンコ 真似てすじかえ 静止する |
|
クロちゃん |
連日のうだる暑さに花悲鳴 |
|
てるみ |
胸元を ひとすじ通る 汗感じ |
|
てるみ |
谷間無き 胸元を過ぎ 次の山 |
|
博苦 |
山を越え谷超え進む汗の旅 |
7/4 |
クロちゃん |
街路樹暑さに負けて首を垂れ |
|
博苦 |
人肌がひんやりとする外気温 |
|
てるみ |
シャワー浴び 汗をかきかき 風呂掃除 |
7/5 |
hissy |
カナカナと 標高差が 涼となる |
|
hissy |
かき氷 背中の汗に 風通る |
|
てるみ |
フラッペに 純米酒かけ 涼をとる |
|
ちーすけ |
介護して 醜い心 思い知る |
|
ちーすけ |
母見つめ これが私の 未来かな |
|
てるみ |
介護する 人に介護の 時与え |
|
NANA |
介護して 老いゆく心 涙のむ |
|
NANA |
ありがとう 手合わせる姿 胸に染み |
|
ゆうこ |
親と子の 思いちぐはぐ 梅雨晴れ間 |
|
NANA |
介護して 老いた姿に 露はらう |
|
ささき |
転居して 目覚めに富士の 山開き |
|
ささき |
優秀句 最良小判に しかめらも |
|
クロちゃん |
老犬も暑さを我慢舌出して |
|
ネック |
頬を染む 乙女のごとき 山紫陽花 |
7/6 |
クロちゃん |
梅雨戻り多忙なクーラーひと休み |
7/7 |
まさよん |
七夕に 言い過ぎを悔やむ 雨上がり |
|
まさよん |
七夕に 織姫一人 ソバを食う |
|
ネック |
願い事 時流れすぎ 夢もなし |
|
まさよん |
短冊に 願いを込めた 椰子の影 |
|
まさよん |
特等と 記す短冊の 笹ジャンボ |
|
hina 「喜多爺」 |
庭先の 雫したたる 花火かな |
|
pink |
病む心 つらさ耐えけり 星合いの |
|
博苦 |
偲ぶ恋七夕真似て他人の妻 |
|
ちーすけ |
偲ぶ人 思い見上げる 天の川 |
|
hissy |
忍ぶ恋 耐えに耐えての 七夕や |
|
博苦 |
梅干に賞味期限とはこれいかに |
|
hissy |
妻仕事 友と語らう 七夕に |
|
hissy |
窓に見ゆ ツバメ巣立ちて 計六羽 |
|
博苦 |
七夕のように逢いたい忘れ人 |
|
てるみ |
七夕の ように逢ったら とぼけ人 |
|
博苦 |
七夕のように逢えない尋ね人 |
|
クロちゃん |
七夕の孫の願いは新幹線 |
|
てるみ |
七夕や 幼子の願い 笹のゆれ |
|
ネック |
金賞に 切なき思い 親心 |
|
博苦 |
いつの世も巣立ちを憂う親心 |
|
てるみ |
幼子の 鼓動を感じる 音楽会 |
|
ちーすけ |
七夕に お願い事は 母のこと |
7/8 |
ちーすけ |
心ない うわさ話に 傷ついて |
|
てるみ |
相よれば 女かしまし 残り梅雨 |
|
くに吉 |
知れずとも 知る人ぞ知るさ 母子草 |
|
hissy |
知れずとも 知る人ぞ知るさ 父子草 |
|
hissy |
七夕に 夜目にも艶な 白粉花 |
|
hissy |
中段に きて咲き急ぐ 芙蓉花 |
|
てるみ |
残り梅雨 柳の下に 誰ぞ立つ |
|
てるみ |
七夕の 飾りの下で ポーズ取り |
|
博苦 |
織姫と牽牛の距離二光年 |
|
クロちゃん |
携帯も連絡とれずプール遊び |
|
てるみ |
美容院 雑誌代わりに 攻略本 |
|
博苦 |
秀さんとひげさん間違えご挨拶 |
7/9 |
クロちゃん |
気がつけば今年初めて蝉の声 |
|
くに吉 |
一体何人で 騒いでいるんだ 蝉時雨 |
|
くに吉 |
お日様が ジリジリジリと 蝉声に |
|
くに吉 |
汗しぼり ビールを点滴 至福時 |
|
ちーすけ |
公園で 親子蝉取り 微笑まし |
7/10 |
くに吉 |
露晴れ間 バリアー解かれた ミミズかな |
|
hissy |
降らぬなら 降らぬで心配 水源地 |
|
てるみ |
暑さゆえ 水分取りすぎ 鏡みる |
|
博苦 |
降らぬなら降るまで待とう雨蛙 |
|
くに吉 |
水枯れた 妻の騒ぎに 井戸修理 |
|
博苦 |
梅雨過ぎて梅雨らしくなく梅雨が明け |
|
クロちゃん |
通院もナースの笑顔暑気払い |
|
博苦 |
理由つけ毎夜ビールで暑気払 |
|
くに吉 |
針練習 看護学生の 暑気払い |
|
hissy |
夏の夜 わざわざ見に行く カラスウリ |
|
hissy |
手をつなぐ 遠慮してか 犬うしろ |
|
てるみ |
夏の夜 妖艶の文字 好奇心 |
|
博苦 |
妖艶な浴衣姿の生てるみ |
7/11 |
博苦 |
ホオズキの売声高き浅草寺 |
|
pink |
ホオズキの 種だし失敗 笛ならず |
|
博苦 |
ホオズキをキュッキュ!と鳴らす母の口 |
|
てるみ |
ほうずきを 横目で眺め 店の番 |
|
博苦 |
終わり良し!日本男児ここにあり! |
|
博苦 |
政見を国営放送だけで見る |
|
クロちゃん |
夕涼み幼子集まり賑やかに |
|
てるみ |
幼子の 瞳の中に 咲く花火 |
|
博苦 |
蛍追い花火団扇で夕涼み |
|
hissy |
夕涼み 犬が三匹 ヒソヒソと |
7/12 |
hissy |
睡蓮の 小さきながら 堂々と |
|
てるみ |
夏かっぱ 睡蓮の葉を 酒づきに |
|
クロちゃん |
せっかくの風もあたたか南から |
|
博苦 |
体温と気温の暑させめぎ合い |
|
博苦 |
雨過天晴運ぶ青磁や夏の竜 |
|
博苦 |
冷まされて青磁に淡く浮く金魚 |
|
くに吉 |
土揉みて 噴く汗さえも 清流に |
|
てるみ |
変化する 茶碗に騒ぐ 異邦人 |
|
だるま君 |
選ばれて うれし恥ずかし 句会かな |
|
だるま君 |
優しさで つつみし合歓の 花うれし |
|
てるみ |
課題みて 夏を味わい 句をひねる |
|
hissy |
夕立が 浴衣の裾に 跳ねてをり |
|
hissy |
夕立に 裾あげ走る 若き娘(こ)ら |
|
NANA |
天の川 浴衣姿で 夕涼み |
|
てるみ |
浴衣着て カメラに囲まれ 照れ笑い |
|
クロちゃん |
通園児通り過ぎたら蝉時雨 |
|
博苦 |
散歩道翳した空に蝉の声 |
7/14 |
博苦 |
肩を抱き君と星見る夏の夜 |
|
博苦 |
冷房の要らぬ季節を待ち焦がれ |
|
ネック |
夏夜長 暦に予定を 書き込めり |
|
ネック |
冷房を つけたり消したり 夏の夜 |
|
博苦 |
腕枕夏の夜の夢見せた朝 |
|
博苦 |
酔い痴れて君の名を呼ぶ夏の夜 |
|
クロちゃん |
夏の夜クーラー止めて風入れる |
|
クロちゃん |
リハビリは冷房止めて汗を出す |
|
hissy |
夏の夜 怪談話 する人なし |
|
hissy |
夏の夜 ただ暑いゆえの はしご酒 |
|
hissy |
月食を ネオン街で見る 夏の夜 |
|
hissy |
夏の夜 蝉と抜け殻 並びをり |
|
hissy |
タイマー切れ 寝間着の汗の 心地良し |
|
hissy |
冷房の 風往くところ 犬おりて |
|
hissy |
冷房に 食べる気失せる かき氷 |
|
てるみ |
冷房の 変わりにひたすら 鏡見る |
|
てるみ |
冷房の リモコン抱き 夢心地 |
|
てるみ |
気のせいか 吐息も熱い 夏の夜 |
|
てるみ |
夏の夜 ささやく言葉も 暑苦しい |
|
博苦 |
ドアを開け犬に冷房お裾分け |
|
NANA |
夏の夜 闇に紛れて 昔ギャル |
|
NANA |
しとやかに 団扇で涼む 夏の夜 |
|
NANA |
冷房の 風がいやよと 昔風 |
|
NANA |
冷房が 心地よくなり 更年期 |
|
だるま君 |
冷房も 休みたかろう 暑かろう |
|
だるま君 |
七夕や 一夜の逢瀬 哀れなる |
|
だるま君 |
星背負い テレビ観賞 夏の夜 |
|
くに吉 |
しびれ解け 夏の夜の夢 おぼろげに |
|
くに吉 |
冷房の 暖気も涼しく 蜘蛛の糸 |
|
くに吉 |
切々と 千年を語る 天の河 |
|
くに吉 |
暁に 魂結いて 駆ける山 |
|
くに吉 |
蝉時雨 うぐいす来たりて 呱々の声 |
|
pink |
夏の夜 笹葉しつらえ 目に涼し |
|
pink |
風鈴の やさしき音色 涼覚え |
|
クロちゃん |
炎天の通院だけで疲れおり |
|
博苦 |
球児達諸共せずに炎天下 |
7/15 |
博苦 |
追い山に見る興奮の夏祭り |
|
博苦 |
おっしょいと博多に響く暑い夏 |
|
博苦 |
櫛田入り祝い唄聞く夏の朝 |
|
博苦 |
ひっそりと藍より青く小紫陽花 |
|
クロちゃん |
夕立で連勝虎ひと休み |
|
博苦 |
バテバテだ〜一雨欲しい夏の午後 |
|
7月・後半
7/16 |
くに吉 |
祭り去り 巫女衆乗せて 駆け巡る |
|
hissy |
窓を打つ 雨音強く 夏らしき |
|
ちーすけ |
手作りの 歪んだカップ あじがある |
|
ちーすけ |
夕立が 来るか来るかと 空眺め |
|
クロちゃん |
戻り梅雨暑中見舞いと涼しさを |
7/17 |
くに吉 |
わさわさと 汗に泳ぐは 吾が煩悩 |
|
くに吉 |
勇み出て 冷汗を掻く 初舞台 |
|
クロちゃん |
蝉時雨のBGMで朝刊を |
|
博苦 |
蝉時雨止んで一天掻き曇り |
|
てるみ |
浅草は せみの声にも 見放され |
7/18 |
hissy |
玉虫の 骸となりて 夏の夜 |
|
博苦 |
捨身飼虎玉虫の厨子親思い |
|
てるみ |
秋よ来い 玉虫色の 帯探し |
|
クロちゃん |
公園の木陰に涼む老夫婦 |
|
博苦 |
公園の木陰で涼む白灯蛾(しろひとり) |
|
てるみ |
夏旅行 なれぬ気使い 老夫婦 |
7/19 |
ちーすけ |
雷に パソコンだけが 気にかかる |
|
てるみ |
この出べそ 避雷針には ほど遠く |
|
博苦 |
低く飛ぶ燕の速さ線を引き |
|
てるみ |
柳ごし ツバメの姿 カルタ取り |
|
くに吉 |
食欲の バランスシート 冷奴 |
|
てるみ |
ざる豆腐 名残のかごに 備長炭 |
|
くに吉 |
備長炭 てるみ鍋にて 句を煮出す |
|
hissy |
縄文の 太古を偲ぶ 大賀ハス |
|
クロちゃん |
青空に入道雲の力瘤 |
|
てるみ |
はてしない 空をさえぎる積乱雲 |
|
NANA |
蝉の声 暑苦しいと 言う娘 |
|
NANA |
蝉の声 どこでしてると 聞く老婆 |
|
博苦 |
雑音も右脳で咀嚼蝉の声 |
7/20 |
ちーすけ |
何処の山 聞かれてはたと 首傾げ |
|
hina |
空返事 裏を返せば 無関心 |
|
ちーすけ |
無事下山 温泉浸り メール打つ |
|
hina |
メール来て 心打たれる つま便り |
|
(fgf) |
eメール 送信受信 ヤットでき |
|
クロちゃん |
夏休み孫は虫取り公園へ |
7/21 |
ささき |
鉄塔も 景色のうちか 富士と雲 |
|
博苦 |
素麺に浮かぶ氷と青紅葉 |
|
博苦 |
勧められ鱚の天麩羅生ビール |
|
まさよん |
アスパラに レモン醤油で 和をそえる |
|
クロちゃん |
祭囃子行ったり来たり賑やかに |
|
博苦 |
子から孫伝えて欲しい夏祭り |
|
hissy |
夏の夜 音は届かず 遠花火 |
|
ちーすけ |
花火見て 思い出される おくり船 |
|
まさよん |
見逃して 想いは墨田の 大花火 |
|
まさよん |
空染める 大輪の花 大太鼓 |
7/22 |
博苦 |
知覧から飛び立つ命初蛍 |
|
博苦 |
失って初めて分かるあり難さ |
|
博苦 |
当然と思う心の浅はかさ |
|
クロちゃん |
はっぴ着て金魚すくう孫笑顔 |
|
博苦 |
金魚売り声の長さも今は無き |
7/23 |
博苦 |
稜線に掛かる雲行く初登山 |
|
ささき |
プールでの 孫の動きに 目がまわり |
|
ささき |
どの顔も 水に溶けてる 幼な顔 |
|
博苦 |
幼子も着衣遊泳訓練を |
|
クロちゃん |
暑さ避け不在者投票郵便で |
|
hissy |
暑き夏 候補者には 熱き夏 |
7/24 |
hissy |
入道雲 見る度上に ビルの窓 |
|
博苦 |
夕立を暑さにバテて心待ち |
|
てるみ |
夏ばてに 気合を入れる 稲光 |
|
くに吉 |
突然の 皆既日食 染みる汗 |
|
くに吉 |
はちまきと 姉さん被りで 防汗堤 |
|
くに吉 |
おっつーと やけに陽気な 冷奴 |
|
てるみ |
染みる汗 体で味わう 地の恵み |
|
(fgf) |
夏空の 花の水遣り 海遠し |
|
(fgf) |
帆高くよぎるヨットも楽しそう |
|
(fgf) |
海荒れて握るハンドル波荒々しい |
|
てるみ |
タッグミス 足をとられて サイパンの海 |
|
クロちゃん |
炎天下選挙カーも元気なく |
|
くに吉 |
麻酔無き 構造手術 時迫る |
|
てるみ |
選挙戦 誰が生徒か?先生か? |
|
くに吉 |
大先生 ここ一番と 汗しぼり |
|
くに吉 |
選挙カー ネット上へ 走り去り |
|
(fgf) |
夏の海 錦江湾と 薩摩富士 |
|
(fgf) |
パソコンは 夏かぜひいて 音がでず |
|
くに吉 |
桜島 ご機嫌如何と 薩摩富士 |
7/25 |
hissy |
新聞の 活字38度 見て暑く |
|
てるみ |
夕立は 真昼の暑さ 流し去り |
|
(fgf) |
食そそる 土用のうなぎ 夏太り |
|
クロちゃん |
丑の日に我が家もウナギ人並みに |
7/26 |
クロちゃん |
暑い暑い言っている間に一日過ぎ |
|
てるみ |
食卓に 夏ばて防止の 栄養剤 |
|
博苦 |
夏の夜恐怖の食卓強精剤 |
|
くに吉 |
疲れ果て 大いびき掻き 家族散る |
7/27 |
hissy |
水やりて ホース巻き終え 雨降るや |
|
pink |
打ち水に 乾きいやさん アゲハチョウ |
|
博苦 |
洗車後の夕立眺め恨めしく |
|
クロちゃん |
夏休み通園児の声無くて知る |
|
博苦 |
珍しく虫取り網で走る子ら |
|
てるみ |
せみの声 聞こえぬ街に みる不安 |
7/28 |
博苦 |
涼風に暦で季節確かめる |
|
ネック |
暦見て 大会の今日 息を呑む |
|
てるみ |
戦いに 浅草英語 グッドラック |
|
ネック |
緊張の 糸張り詰めて 銀の賞 |
|
くに吉 |
ほつほつと 姿変えゆく 冷奴 |
|
くに吉 |
冷奴 彫り師になって 箸を入れ |
|
てるみ |
隠しだま 食卓飾る 冷奴 |
|
pink |
目覚めたり 夫の寝息と 蝉しぐれ |
|
hissy |
涼しさに 食欲増すか お犬様 |
|
てるみ |
暑さゆえ だれて寝てたら お豚さま |
|
てるみ |
炎天下 そぞろ歩きで 焼き豚に |
|
博苦 |
くたびれてクーラー様も休業日 |
|
ちーすけ |
酒弱き 色にでにけり 真っ赤っか |
|
博苦 |
下戸の酒夕焼け空といい勝負 |
|
クロちゃん |
浴室に守宮来訪大騒ぎ |
7/29 |
NANA |
暗闇の キーボードのそば 眠る孫 |
|
博苦 |
朝一番一票入れる爽やかさ |
|
博苦 |
国民の声は一票にしかあらず |
|
クロちゃん |
迷い蝉網戸に止まってひと休み |
7/30 |
博苦 |
汗だくの祭り神輿へ力水 |
|
博苦 |
冷奴豆の香りと水を食べ |
|
hissy |
冷や奴切り口鮮やか涼しげに |
|
hissy |
冷や奴の上に踊るか削りぶし |
|
hissy |
寄せ豆腐スプーン一つに涼感じ |
|
hissy |
冷房に背中の汗の冷たくて |
|
hissy |
カレー煮る妻の額に汗光る |
|
hissy |
枝豆に奴とビール夏定番 |
|
hissy |
ポーズとる少女の額の汗きれい |
|
クロちゃん |
汗出して食をひかえダイエット |
|
クロちゃん |
真夏日に合わせ毎日冷や奴 |
|
くに吉 |
冷奴 首の座らぬ 赤子かな |
|
くに吉 |
そこかしこ殻を脱ぎ捨て蝉時雨 |
|
くに吉 |
冷奴首の座らぬ赤子かな |
|
くに吉 |
そぞろ言妻と語りて冷奴 |
|
くに吉 |
ムチを入れ灼熱の中汗ふるう |
|
かみ |
冷や奴頭に角を当て冷やしをり |
|
かみ |
冷や奴むらさき頭巾をかぶりいて |
|
かみ |
応援児汗は証の塩となる |
|
かみ |
生きている汗ひとしずくきらめいて |
|
博苦 |
車椅子押せばいい汗思い出し |
|
だるま君 |
炎天の 球児の宴 汗が舞ひ |
|
だるま君 |
唇も 渇きて球児 汗も涸れ |
|
だるま君 |
改革を 問われてこぶし 脂汗 |
|
だるま君 |
汗かきし グラスを干して 気合入る |
|
だるま君 |
君注ぐ 励みの雫 蓮に舞う |
|
青柳紀則 |
在りし日の 君の自慢の 冷奴 |
|
青柳紀則 |
くつろぎて 白さ鮮やか 冷奴 |
|
青柳紀則 |
角決めて 妻の嬉しげ 冷奴 |
|
青柳紀則 |
冷奴 君と飲みたや 冷奴 |
|
青柳紀則 |
奴食う 今日の幸せ 明日もまた |
|
青柳紀則 |
紫蘇刻み 生姜をのせて 冷奴 |
|
青柳紀則 |
忘れてた 茗荷の刻み 冷奴 |
|
ささき |
向日葵は いと誇らげに 輝けり |
|
ささき |
炎天下 汗に涙す ユニホーム |
|
pink |
友と歌 熱唱続き 汗流し |
|
pink |
主役食う いつも登場 冷奴 |
|
博苦 |
冷奴三日続くと見るのイヤ |
|
クロちゃん |
楽しそうビニール袋に水着入れ |
|
博苦 |
ひゃっこそうビニール袋に氷水 |
|
てるみ |
水着の姑?スピードあがる 車椅子 |
7/31 |
(fgf) |
食卓の 品数困り 冷奴 |
|
(fgf) |
食落ち 夏の定番 冷奴 |
|
(fgf) |
冷奴 困った時の 一品に |
|
博苦 |
もう一品困った時の冷奴 |
|
てるみ |
夏の夜 お酒のお供に 照奴 |
|
まさよん |
夏のヨガ 出そうな汗は 全て出し |
|
まさよん |
犬散歩 出かける前から にじむ汗 |
|
まさよん |
かつぶしが あったらいいなと 素の奴 |
|
まさよん |
冷奴 口にひろがる 絹の肌 |
|
まさよん |
ざる豆腐 箸ですくって 豆の香り |
|
てるみ |
暑苦しい 服を着るなと ガンモドキ |
|
(fgf) |
太陽よ 汗かかすなよ 目にしみる |
|
(fgf) |
汗かいて 浴びるシャワー 気持ちよか |
|
(fgf) |
風呂上り 汗吹きだし ヤット冷え |
|
(fgf) |
汗かいて 飲んだ分だけ 水太り |
|
(fgf) |
溜まってる 老廃物を 汗に換え |
|
hissy |
うるさいだけ降りもしない蝉時雨 |
|
てるみ |
虫ペール 自分で自分がいやになり |
|
クロちゃん |
老犬がクーラーつけてと目で語る |
|
ゆうこ |
箸のさき おちょくってるのか 冷や奴 |
|