12月1日 | 古苑 | 朝市に方言買いに行ってくる |
12月4日 | クロちゃん | 何もせず一日過ぎる師走かな |
クロちゃん | 暖冬でハイビスカスが狂い咲き | |
てるみ | 気持ちだけ忙しく過ぎる師走かな | |
古苑 | 立って待ち座って待って冬の駅 | |
12月5日 | イチロー | 終わり無き 井戸端会議 菊日和 |
イチロー | コスモスの 花の数ほど 風が吹き | |
イチロー | 空き家おば 吹き抜ける風 なお寒し | |
てるみ | 乗り越える知恵無くむなし愚痴話 | |
てるみ | 時つくりガス抜き図る忘年会 | |
古苑 | たまさかの余震を避けて冬支度 | |
古苑 | これからは木枯らしの日が多いのです | |
古苑 | つかの間の陽のぬくもりや十二月 | |
12月6日 | てるみ | 悪党も師走に追われる日本国 |
高麗屋 | 大根煮る夕べことことあたたかし | |
高麗屋 | 紫陽花の鞠枯れ残る冬日和 | |
高麗屋 | 冬めくや京の宇治川水面澄む | |
12月18日 | ちどり | 朝空の 青き壁に 浮かびたる 素顔の月は 色白なりけり |
博苦 | 茜空清みし遠きに浮かぶるは 兎振り向く美白なりけり | |
てるみ | 和の舞に思いたくした人形の 美を持ち帰る旅の人々 | |
12月22日 | クロちゃん | 年毎にクリスマス飾り派手になり |
クロちゃん | 店先のクリスマスツリー競い合い | |
クロちゃん | 枯葉落ち柿の実朱く空に映え | |
てるみ | クリスマス子育て終わり地味になり | |
12月23日 | 高麗屋 | 木守柿 描いて見たいな絵手紙に |
てるみ | 絵の奥に秋の味わいにじみ出て | |
12月31日 | ちどり | 年の暮れ 紀宮様 ご婚約 お幸せにと 素直に願う |
てるみ | 姫君も負け組み抜けて幸あれと |