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10月3日 博苦 野天風呂掛け湯に一つ初紅葉
古苑 指先もほのかに色づく露天風呂
10月3日 イチロー シルバーに 入った時から 仕事増え
イチロー 三代目 DNAが 目立ちすぎ
イチロー 露天風呂 昨日の雨と 疑って
てるみ 体力と反比例して仕事増え
古苑 過ぎ去るは今やったこと情けなし
10月5日 高麗屋 なみだ雨降りしきる中菊香る
てるみ 旅立ちを悲しむごとく秋の雨
古苑 ふたたびのスタートラインに秋の雨
10月5日 博苦 コマーシャル1秒たりとも見るものか
古苑 コマーシャルみんなヨイショと立ち上がり
10月10日 イチロー 万歩計 目標遠い 雲の峰
イチロー 空家には 住人のごと 羽蟻飛び
イチロー 列島に 傷跡残し 去る台風
イチロー 口ずさむ 予科練の歌 ボタン付け
てるみ 水中をくびれ求めて一時間
古苑 水の中みんな少女の顔になり
10月14日 クロちゃん 秋晴れに散歩も楽し車椅子
クロちゃん デジカメのファインダー越しに秋見つけ
てるみ 先進む世を追いかけて見る携帯
古苑 電話よりカメラの機能がほしくって
10月17日 イチロー 芝草の 布団の上に 老夫婦
イチロー 山峡に 猿も見に来る 運動会
イチロー 旅に出て 健康だけを 土産にし
てるみ 歩を合わせそっと手を添え秋の山
古苑 戸をたたき入れてくれよと叫ぶ風
10月18日 てるみ 芸術の秋のライブに異国の音
てるみ わが心衣替えする秋の夜
古苑 ゆっくりと秋の衣をかさね着て
10月18日 博苦 飲んでまたまた北風に真向かえり
てるみ くちずさみ空を見上げて胸を張る
てるみ 風吹けどときめけ恋せよ五十路かな
10月19日 高麗屋 青空の恋しこいしと秋刀魚食ふ
高麗屋 ほととぎす咲く我庭も雨しとど
高麗屋 スーパー値下げを待って刺身買ふ
高麗屋 街路樹の銀杏色づきはじめけり
10月23日 てるみ 古寺に二胡響き入り笑む仏
てるみ 台風にめげず奏でる琵琶奏者
博苦 夜半の冬浮かんでは消え君の顔
10月24日 イチロー 彼岸花 何時もの所 そっと咲き
イチロー 刈り跡の 落穂に群れる 鷺白し
イチロー 台風の 合間にそっと 秋祭り
てるみ 追い討ちの秋雨無なし災害地
10月26日 高麗屋 袖通すセーターに樟脳匂ふ今朝の事
高麗屋 すすき揺る野道横切る黒き猫
高麗屋 白萩の咲く庭の家師の住まふ
博苦 枝までも震え羨む小夜時雨
古苑 出口さえせき止められて秋時雨
てるみ 天災は愛する友らに後ろ髪
10月26日 クロちゃん 雨降りて被災地思う秋の天
クロちゃん 敏感に寒さ感じる麻痺の足
クロちゃん 秋の蚊のすばやい動き追いつかず
博苦 もう一重布団揃えて初時雨
古苑 秋の雨胸を抱きしめ朝を待つ
てるみ ゆれ感じ愛犬抱きしめ見つめあう
10月29日 博苦 長の夜にいつしか消えた虫の声
古苑 長き夜は良寛様を友として
てるみ 世の動きわが身に感じ不眠症
10月31日 イチロー 愚痴こぼす 度に孤立が ひどくなり
イチロー 情けの火 老いの一徹 解けさせる
イチロー 体重計 見るのが逆に 怖い古希
古苑 口あくば『大丈夫か?』の合言葉
てるみ 世の評価五十路四十路は中二階
10月31日 博苦 ふぐ雑炊子に食べさせたいと女房言い
古苑 鍋料理今年は無理かと思う秋
てるみ ベジタリアンセレブでなければ成り立たず

































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