8月3日 | 博苦 | 西日受け部屋のクーラーフル回転 |
古苑 | あぶら蝉暑い暑いと声をあげ | |
ふじいさむ | 頑張って熱き戦いアテネでね! | |
8月8日 | イチロー | きみまろは 俺の顔見て 言っている |
イチロー | 年金は 子作りが先と 教えてる | |
イチロー | 同窓会 禿げと病気の 比べあい | |
てるみ | 詐欺師言う役人たちほど悪くない | |
古苑 | 箪笥貯金 銀行よりは あてになり | |
8月11日 | 博苦 | 朝晩の過ごしやすさで秋を知り |
てるみ | 布団よりかなりはなれて大文字 | |
古苑 | 夕暮れにそろそろ出番と虫の声 | |
8月13日 | てるみ | 骨休め休むつもりがなお疲れ |
てるみ | 土産屋のレイアウト見る職業病 | |
てるみ | 質素でも本物温泉ほっとする | |
古苑 | 夏休み狂いっぱなしの我がリズム | |
8月13日 | 博苦 | 膝枕浴衣の布のずれる音 |
古苑 | 夏の宵浴衣の襟元少し抜き | |
8月14日 | クロちゃん | 盆休み外来も少し控え室 |
クロちゃん | 盆休み街の車はスイスイと | |
クロちゃん | タクシーで一息入れるリハ通院 | |
クロちゃん | 時差ありてビデオが頼りアテネの夏 | |
古苑 | 砂浜のキャンプのテントも盆休み | |
古苑 | 夢の中アテネの空の蒼さ見る | |
8月15日 | イチロー | 帰省客 尿瓶の中も お土産に |
イチロー | 飲んで食い 実家の嫁も あきれ顔 | |
古苑 | 静かさの 戻った縁に 秋隣り | |
てるみ | 盆明けの挨拶はじまる商店街 | |
8月17日 | ちさほ | 冬ソナに釘付けとなり夏の宵 |
8月18日 | 博苦 | 体操の陽はまた昇るアテネから |
博苦 | 『良し!』と言う柔道一本また一本! | |
古苑 | 15歳卓球少女の夏が行く | |
てるみ | 金メダル一つ一つにドラマ有り | |
8月20日 | 博苦 | 秋の宵『良し!』の一声男女共 |
てるみ | 盛り上げる若さの裏にサポーター | |
古苑 | 真夜中の 画面に咲いた 水の花 | |
8月22日 | イチロー | 無農薬 この世の春と 虫と草 |
イチロー | 見せたくて 着た水着だが 見せられず | |
イチロー | 一億を 寝不足にする アテネかな | |
古苑 | いつもより 一足早く 稲穂揺れ | |
古苑 | 村祭り 早まる稲刈り 気もそぞろ | |
てるみ | ゴージャスなテレビのおかずと見比べる | |
8月22日 | 博苦 | 銀メダル悔し涙の日本人 |
古苑 | 銅メダル金と同じの優れもの | |
8月26日 | クロちゃん | 朝涼し午後の残暑は応えけり |
クロちゃん | 蒸し暑さ麻痺の手足は敏感に | |
古苑 | 気が付けばすずむしに席あけわたし | |
古苑 | 夕暮れの早きに驚きいそぐ帰路 | |
てるみ | 心頭滅却すれば残暑にも気がつかず | |
8月29日 | 古苑 | 手をたたき踊りの輪に入る車椅子 |
てるみ | 水中歩バランス取れずにムーンウォーク | |
8月29日 | 博苦 | さらば友憂国託し散る桜 |
8月29日 | イチロー | この夏の 暑さに甚平 板に付き |
イチロー | 擦り切れた 軍手の指の 野草戦 | |
イチロー | 梅干して 天に任せて 仕事場え | |
古苑 | 闇さぐりわれ先にさく遠花火 | |
古苑 | 遠花火夏の名残をあつめ咲く | |
古苑 | 天高くとんぼ駆け出す空の色 | |
てるみ | 夏の汗香り隠してニナリッチ |