１月・前半
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古苑 |
新年の朝に恵比寿が戸をたたき |
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てるみ |
世界中恵比寿に願掛け年を越す |
| 1/1 |
てるみ |
遠くよりホローうれしくお年玉 |
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ネック |
柿栗の ほの甘き菓子 頬張って |
| 1/1 |
イチロー |
元日も 昨日と変わらぬ 日が昇り |
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イチロー |
初詣 羊の大群 しがみ付き |
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イチロー |
夢の無い 世相をつづる 絵馬の列 |
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イチロー |
次世代に 夢を託して お年玉 |
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てるみ |
隙間より奥深く見る詠みてかな |
| 1/1 |
hissy（利舟） |
初日の出 犬は尻尾で 拝みをり |
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てるみ |
絵の奥の声に聞き入る写真展 |
| 1/1 |
てるみ |
幕開けに体壊して寝正月 |
| 1/1 |
クロちゃん |
末吉に気を引き締める初詣 |
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ネック |
大晦日 年賀を書きて 年を越す |
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ちさほ |
大吉に顔ほころばすわが娘 |
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てるみ |
音も無く住宅街のお正月 |
| 1/2 |
ネック |
ちらほらと 小雪舞い散る 新春の早朝（あさ） |
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ネック |
日の出る 数分の劇 美しき |
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てるみ |
ゆったりと流れる時間がお年玉 |
| 1/2 |
てるみ |
明日照らす日の出うれしく手を合わす |
| 1/2 |
クロちゃん |
新年会孫集まりて賑やかに |
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古苑 |
初詣お札焼く火で暖を取り |
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てるみ |
歩道有るマークにも似た添い寝かな |
| 1/3 |
クロちゃん |
雪の舞う箱根駅伝にドラマ見る |
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古苑 |
山目指しゴールを目指す雪の舞い |
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てるみ |
駅伝の影の力に雪化粧 |
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博苦 |
紅白と駅伝だけの寝正月 |
| 1/4 |
クロちゃん |
雪舞って何故かはしゃぐ浪速っ子 |
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古苑 |
しんしんと音もなく降る雪の舞い |
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てるみ |
音を消し明かりに人影雪景色 |
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博苦 |
雪の音聞こえるような部屋一人 |
| 1/5 |
博苦 |
去年より祈願を重ね初参り |
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博苦 |
空いた日の未明に願う初参り |
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てるみ |
去年より今年こそはと祈願賭け |
| 1/5 |
クロちゃん |
リハビリで正月気分追い払い |
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てるみ |
病院でオーバーホールが初仕事 |
| 1/6 |
クロちゃん |
飲みすぎの後の休肝日堪えけり |
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てるみ |
つらい酒のみ過ぎ肥り休肝日 |
| 1/7 |
クロちゃん |
ゆっくりと賀状見直し懐かしむ |
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てるみ |
賀状見て初恋の味思い出し |
| 1/8 |
NANA |
駆け抜ける 人の命の はかなさや |
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NANA |
仁王様 血の筋立てた 連れの顔 |
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てるみ |
駆け抜ける若い時代のはかなさや |
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てるみ |
とき過ぎてしかった子どもにしかられる |
| 1/8 |
たえこ |
雪が舞い野に咲く花を白く染め |
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てるみ |
初恋のもどかしさにも似た雪の花 |
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てるみ |
今は昔遠い話と苦笑い |
| 1/8 |
イチロー |
携帯は 使用と支払い 違う人 |
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イチロー |
クリスマス ケーキの大きさ にらめっこ |
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イチロー |
着る苦労 着せる苦労に 払う苦労 |
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イチロー |
正夢は 買わないときの 宝くじ |
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イチロー |
ノーベル賞 失敗談も 美談なり |
| 1/8 |
クロちゃん |
運良くてリハビリ始めは冬日和 |
| 1/9 |
クロちゃん |
初春に還暦祝う同期会 |
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古苑 |
逢いたいと賀状のすみにしたためて |
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てるみ |
新年会ファックス・メールがふる活動 |
| 1/10 |
てるみ |
初夢や今の私が若返り |
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てるみ |
親と子が挨拶交わす初雑煮 |
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てるみ |
闇雑煮あまりの惣菜ほうり込み |
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ちさほ |
お雑煮のゆずの薫りにみたされり |
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ちさほ |
初夢や今年も見ずにエンプティ |
| 1/10 |
クロちゃん |
えべっさんたのんまっせと願いこめ |
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てるみ |
世界中何とかしてよとえべっさん |
| 1/11 |
クロちゃん |
鏡割り小餅でてきてぜんざいに |
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古苑 |
鏡餅何年たってもカビ知らず |
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てるみ |
ダイエット絵に描いた餅でがまんする |
| 1/12 |
クロちゃん |
黒豆は毎日食べて今日まで |
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古苑 |
節料理４日めからは姿変え |
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てるみ |
黒豆を食べてカラオケ準備する |
| 1/13 |
hina |
祝い酒 味の分らぬ 門出かな |
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てるみ |
水仙の香り豊かに身を清め |
| 1/13 |
クロちゃん |
還暦は成人式の３回分 |
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てるみ |
生きただけ磨きをかけて成人式 |
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古苑 |
人生はその歳歳にたのしみが |
| 1/14 |
古苑 |
初夢は富士鷹なすび君の夢 |
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古苑 |
宝くじ帆にして船出初夢か |
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古苑 |
ストーブの上で雑煮が音をたて |
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古苑 |
冬日和雑煮の中も小正月 |
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古苑 |
初夢に出てきてほしい人もいる |
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クロちゃん |
メル友も初夢の中に仲間入り |
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クロちゃん |
故郷の雑煮の味は忘れたり |
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だるま君 |
初夢に 託すも空し 自走かな |
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だるま君 |
めでたさに 雑煮や夢の 乱れ食い |
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hissy（利舟） |
初日見て雑煮の湯気や長閑なり |
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hissy（利舟） |
餅の数妻一私二息子三 |
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hissy（利舟） |
初夢や依頼せずも妻主演 |
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てるみ |
ダイエット雑煮の御餅もダイエット |
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てるみ |
初夢の続きを見たくてもぐりこむ |
| 1/14 |
クロちゃん |
去年今年休肝日は週一で |
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古苑 |
寒深し至福のときと酒が増え |
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てるみ |
ストレスがなければいつも休肝日 |
| 1/15 |
クロちゃん |
年明けて先生変わり心新た |
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古苑 |
電車待ち交わす挨拶息白く |
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てるみ |
すっぴんの顔見て家に引きこもり |
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１月・後半
| 1/16 |
クロちゃん |
松過ぎも数の子ハムの残り物 |
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てるみ |
年明けるごとに御節の量減らし |
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古苑 |
日を送り御節の量もダイエット |
| 1/17 |
博苦 |
主の居ぬ玄関寒し松の内 |
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博苦 |
主の居ぬ玄関広し松の内 |
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博苦 |
主居ねど一声掛ける冬の朝 |
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てるみ |
思い出を感じるぬくもり部屋の隅 |
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てるみ |
心からの寒さこらえて松の内 |
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古苑 |
寂しさも心の糧と堪えおり |
| 1/17 |
クロちゃん |
大地震忘れもしまい入院中 |
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古苑 |
揺れるたび体が記憶呼び覚まし |
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てるみ |
耐震の家でも築数気になって |
| 1/18 |
クロちゃん |
寒空にチャルメラの音懐かしく |
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古苑 |
焼き芋の声を頼りに飛びだす夜 |
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てるみ |
さおだけやなぜか積荷はステンレス |
| 1/19 |
fgf |
目も覚めず 無言の母を 背に感じ |
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fgf |
もの言わぬ 母の体は 冷たけり |
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fgf |
親不孝 背負いし母は 軽くなり |
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fgf |
人の命 鉄の母でも 消えうせて |
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fgf |
スミエさん 元気な声を もう一度 |
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fgf |
あーちゃん 口動かしてる 聞こえたのね |
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古苑 |
旅立つ日わけもわからず顔を撫で |
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hina |
姿なく されど愛しい 母の声 |
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てるみ |
何年も命燃やして燃え尽きて |
| 1/19 |
クロちゃん |
寒い中嫁が孫連れ来てくれる |
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古苑 |
一人背に一人を抱けば一人なき |
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てるみ |
来る日待ち帰る日を待つ老夫婦 |
| 1/20 |
クロちゃん |
大寒も熱燗なしの休肝日 |
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てるみ |
休肝日続けていたら弱くなり |
| 1/21 |
古苑 |
大寒よ足早に過ぎ春よ来い |
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古苑 |
大寒の身体を鍋が通り抜け |
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古苑 |
音もなく降りつむ雪よ冬ざるる |
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古苑 |
雪明り音もなく冴え冬の夜 |
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古苑 |
つま先からあったまりたい雪時雨 |
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てるみ |
病んでみて明日の仕事に悩む日々 |
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てるみ |
海風に吹かれて変わる岩に似て |
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古苑 |
変わって行く人生ありきそれもいい |
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古苑 |
コツコツと春がとなりでノックする |
| 1/21 |
クロちゃん |
賀状のお年玉切手楽しみに |
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博苦 |
当たりより外れの多さここで知り |
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博苦 |
宝くじ会ってみたいな当選者 |
| 1/22 |
クロちゃん |
山茶花と椿の違い比べ見る |
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てるみ |
いさぎよい椿に学か人の道 |
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てるみ |
可憐なる山茶花まねる女道 |
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古苑 |
侘助の蕾ふくらみ春隣り |
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博苦 |
ひとひらの雪と侘助隠れ宿 |
| 1/23 |
ふじいさむ |
大空を せましと泳ぐ 鯉のぼり |
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古苑 |
新年にようこそおいでと恵比寿顔 |
| 1/23 |
クロちゃん |
新年の酒のそこから金粉が |
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古苑 |
割り箸の先から金の花が咲き |
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博苦 |
浄化槽長年経てば底に金 |
| 1/24 |
クロちゃん |
冬の夜千と千尋に涙する |
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古苑 |
DVD繰り返し観ては感動し |
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博苦 |
呼ぶ度に自分の事かと振り返り |
| 1/25 |
てるみ |
言探し句うたいたる異邦人 |
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古苑 |
言の葉を紡いで心伝えおり |
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古苑 |
言の葉を紡いで詠う異邦人 |
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博苦 |
デラシネの心引きずり春の旅 |
| 1/25 |
クロちゃん |
足硬く先生いじめの冬の朝 |
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古苑 |
手のひらに息吹きかけて冬の朝 |
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てるみ |
動けるか足にたずねて店の声 |
| 1/26 |
クロちゃん |
日曜日寒さに負けて朝寝坊 |
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古苑 |
お休みの布団のぬくもり我がものと |
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てるみ |
冬布団湯たんぽ代わりの添い寝犬 |
| 1/27 |
古苑 |
紅梅の香りほのかに春化粧 |
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てるみ |
老いて尚紅梅の色忘れじと |
| 1/27 |
クロちゃん |
休肝日続けるうちに弱くなり |
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古苑 |
浴びるほど飲んだ翌日は休肝日 |
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てるみ |
安酒も友と交わせば美酒となり |
| 1/28 |
博苦 |
湯上りにビデオと煮込みと熱燗と |
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古苑 |
楽し酒美味しい酒にうれし酒 |
| 1/28 |
てるみ |
月光に抱かれ一羽チチとつぶやく |
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古苑 |
じれったさ逃げ水に似たわが思い |
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博苦 |
じれったさ雪より白いわが思い |
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てるみ |
はぐれ鳥月光の中チチと鳴く |
| 1/28 |
クロちゃん |
舞い降りてはかなく消えるにわか雪 |
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古苑 |
ひと夜明け音もなく降る窓の外 |
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古苑 |
降る気配我が身に感じて服選び |
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博苦 |
吸う気配我が身に感じて警告文 |
| 1/29 |
クロちゃん |
屋根に雪北の町から載せてくる |
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古苑 |
除雪車の音で目が覚む冬の朝 |
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てるみ |
降らずとは当てにならない我が身かな |
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博苦 |
吸わずとは当てにならない我が身かな |
| 1/30 |
てるみ |
プール内 象アザラシか たまちゃんか |
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ちさほ |
スリムとは垂乳根女のなぐさめか |
| 1/30 |
クロちゃん |
氷張り寝起きのバンジーしかめづら |
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古苑 |
枝垂れ梅しもやけの蕾咲きもせず |
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てるみ |
万両の実を食べられて千両に |
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博苦 |
凍りつきバンジー出来ず顰め面 |
| 1/31 |
ベースボール |
雪積もり足元悪し注意しよ |
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てるみ |
氷上の足は左右に泣き別れ |
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古苑 |
雪しずり音に驚く猫の耳 |
| 1/31 |
クロちゃん |
１月は風邪も引かずに無事過ぎて |
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古苑 |
少しづつ春の訪れ今２月 |
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