１０月・前半
| 10/1 |
クロちゃん |
台風の進路気になるネット仲間 |
| 10/2 |
イチロー |
虫の声 冬の支度を せよと鳴く |
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イチロー |
祭り寄付 孫の神輿は 別口に |
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イチロー |
微力でも 景気を直す 秋祭り |
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イチロー |
娘の彼氏 どこか似ている 初恋に |
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イチロー |
ポツリ出る その一言が しゃべりすぎ |
| 10/2 |
クロちゃん |
弁当屋の松茸ご飯で我慢して |
| 10/3 |
クロちゃん |
水やりて萎れたコスモス生き返る |
| 10/4 |
クロちゃん |
暑さ戻りてんやわんやの旅支度 |
| 10/7 |
クロちゃん |
秋の旅人力車で浅草寺 |
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クロちゃん |
秋空に浅草廻る江戸みこし |
| 10/7 |
クロちゃん |
オフ会の旅の疲れもさわやかに |
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古苑 |
オフ会の楽しさ指の先までも |
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ゆうこ |
オフ会に集う心や秋高し |
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博苦 |
オフ会の笑顔に会えし秋の宴 |
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てるみ |
しつけ取り秋の集いを華やかに |
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てるみ |
なし終えた友の笑み見てほっとする |
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てるみ |
輝く目優しい瞳に癒されて |
| 10/8 |
クロちゃん |
朝寒に慌てて羽織るカーディガン |
| 10/9 |
イチロー |
カロリーの 本から入る ダイエット |
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イチロー |
虫食べて 保証確かな りんごなり |
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イチロー |
此処は何処 山奥で出る 海の幸 |
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イチロー |
秋祭り 帰郷の若者 中心に |
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イチロー |
外来種 日本に欲しい コウノトリ |
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てるみ |
しりもちをついて改め尻尾知る |
| 10/9 |
クロちゃん |
オフ会の余韻にしたる秋夜長 |
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ネック |
秋夜長 楽しむ間もなく 夢の中 |
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古苑 |
月明かり障子の向こう猫の影 |
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てるみ |
秋晴れに山の洗濯衣替え |
| 10/10 |
クロちゃん |
そぞろ寒鼻水たらし風邪薬 |
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古苑 |
秋風に襟元あわせ咳をする |
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てるみ |
飲みながらおふ会便りひもといて |
| 10/11 |
てるみ |
秋の欲全て身につき大慌て |
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てるみ |
秋の空人のぬくもりありがたく |
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てるみ |
ほっとして最後の一歩踏み外し |
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てるみ |
人寄せる季節の秋やさわやかに |
| 10/11 |
イチロー |
変人が 謙虚に国を 盛り上げる |
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イチロー |
久々の 快挙で不況 吹き飛ばし |
| 10/11 |
クロちゃん |
わくわくと明日は孫の運動会 |
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てるみ |
暫くはお家の事をやらなくちゃ |
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てるみ |
おふ会の話に僕は？と主人言い |
| 10/12 |
てるみ |
妖しげな色香漂う花一輪 |
| 10/12 |
クロちゃん |
天高く元気に育てとお食い初め |
| 10/13 |
クロちゃん |
秋の暮家路を急ぐお母さん |
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古苑 |
家々の窓から漂う秋の味 |
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てるみ |
仕事終え着替える暇無く秋の膳 |
| 10/14 |
博苦 |
成し遂げて心に吹くや秋の風 |
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博苦 |
柿食えど鐘は聞こえず浅草寺 |
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古苑 |
柿の実を干して待つ日の秋の縁 |
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古苑 |
枝高く一つ残して木守柿 |
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古苑 |
秋風に紅をしたため君のもと |
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古苑 |
後れ毛をそっと揺らして秋の風 |
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イチロー |
守り柿 取ってくれよと 孫数え |
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イチロー |
柿ノレン 山の紅葉と 競いおり |
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イチロー |
秋風を 導き入れる 自動ドア |
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イチロー |
秋風は 我が家の財布を 吹き抜けて |
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ネック |
真直ぐに 伸びたカキの葉 天まで届け |
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ネック |
すーっと吹き 秋風冷たく 頬を打つ |
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NANA |
祭りすぎ 秋風吹いて あと一年 |
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NANA |
柿の実の つややかな色 我に無く |
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クロちゃん |
ベランダのコスモス揺らす秋の風 |
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クロちゃん |
柿剥いて甘さ伝わるやわらかさ |
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寿風 |
枝の先 誰を待つのか 柿ひとつ |
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寿風 |
涼やかな 秋の風ゆえ もの哀し |
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だるま君 |
秋の風 運びてうれし 友の声 |
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だるま君 |
つま先を 立てて秋風 心地よく |
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だるま君 |
柿つまみ こぼす微笑み 鐘の音 |
| 10/14 |
マブ |
友見舞い 再会うれし 秋光 |
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てるみ |
秋の日に笑顔を映し時過ごし |
| 10/14 |
ちさほ |
秋風にほおなでられて写生かな |
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ちさほ |
白壁にずしりと下がる柿すだれ |
| 10/14 |
クロちゃん |
旅立ちて一月経つも秋寂し |
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てるみ |
秋の日に照らし出された宿寂し |
| 10/15 |
あんこう |
鳥待や だいだい色の 柿1つ |
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あんこう |
竿の先 山ふところの 柿実る |
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てるみ |
鳥も知る甘き実一つ秋の空 |
| 10/15 |
クロちゃん |
突風にコスモスの鉢堪えきれず |
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てるみ |
優しげにゆれるコスモス見習って |
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１０月・後半
| 10/16 |
イチロー |
もどかしい 人質取られ 本音出ず |
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イチロー |
黒い糸 結んで返す 拉致の人 |
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イチロー |
良い意見 ほめているのに 反対し |
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イチロー |
大型店 一区画だけ 街起こし |
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イチロー |
検診で 恥ずかしい胸 広げられ |
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てるみ |
涙する顔の向こうに思いあり |
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てるみ |
帰れども長き時間の重たさよ |
| 10/16 |
クロちゃん |
粉塵に国道の柿白っぽく |
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古苑 |
秋盛り枝に重たく柿たわわ |
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てるみ |
柿のみを御酒につけて柿食べず |
| 10/17 |
クロちゃん |
桜の木も黄色の葉っぱ増え始め |
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古苑 |
イチョウの木色づきはじめ天を突き |
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てるみ |
校門のイチョウの枝がなつかしく |
| 10/18 |
クロちゃん |
孫抱いて筋肉痛の秋夜長 |
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古苑 |
両の手を温めて命ここにあり |
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てるみ |
秋旅行しっぽいためて筋肉痛 |
| 10/19 |
博苦 |
悲しげに力無さそに秋の蝉 |
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てるみ |
高齢の友逝く度に秋風が |
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博苦 |
枯れ尾花浮世の風に右左 |
| 10/19 |
クロちゃん |
孫去りて疲れの残る秋さみし |
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古苑 |
孫去りて残された胸に秋風が |
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てるみ |
子育ち胸の形に秋風が |
| 10/20 |
クロちゃん |
雨予報心配よそに運動会 |
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てるみ |
秋雨や腰に重石を感じさせ |
| 10/21 |
クロちゃん |
秋の雨寒さ運んで足痛し |
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古苑 |
秋雨にストーブ恋しと手をさすり |
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てるみ |
足腰をそっと動かす秋の朝 |
| 10/22 |
クロちゃん |
ネット中色なき風に足さする |
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古苑 |
すきま風あたらぬように丸くなり |
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てるみ |
勉強会頭の中に秋風が |
| 10/23 |
イチロー |
一雨が 来ず松茸の 値を上げる |
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イチロー |
この一手 最後の切り札 鼻ぐすり |
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イチロー |
老世帯 米の値下げる 案山子立て |
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イチロー |
どの顔が こんなにきれいな 菊育て |
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イチロー |
フウフウと 芋煮と一緒に 汗も食べ |
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てるみ |
つぼ焼きの香り恋しい八百屋前 |
| 10/23 |
クロちゃん |
通院で見える公園秋の色 |
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ぱふぱふ |
想い出をひとつ重ねて衣かつぎ |
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ぱふぱふ |
秋風に風船ひとつ飛んで恋 |
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ぱふぱふ |
美しく老いて笑顔の美術展 |
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ぱふぱふ |
秋薊君に出会えて生きられる |
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ぱふぱふ |
天高く猫も淋しく背を伸ばす |
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古苑 |
時めぐり思いで重ね秋ごろも |
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古苑 |
我もまた芸術家気取り筆運び |
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古苑 |
秋日向追いかけネコがまるくなる |
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てるみ |
食欲と芸術たずねて旅に出る |
| 10/24 |
クロちゃん |
芋掘りに行ってきたよと弾む声 |
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古苑 |
遠足の朝に弾むか通学路 |
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古苑 |
晴れの日にリュックサックと笑顔連れ |
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てるみ |
秋の日はつねにお腹の虫がなり |
| 10/25 |
クロちゃん |
短夜に孫の寝返り嫁の声 |
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古苑 |
短夜は本を片手に夢の中 |
| 10/26 |
クロちゃん |
渋柿でないぞとばかり四角張り |
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古苑 |
秋の日に輝きゆれて柿すだれ |
| 10/27 |
クロちゃん |
窓際の日当たり恋し冬隣 |
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てるみ |
赤ピンクけだしたなびく秋日和 |
| 10/28 |
クロちゃん |
秋寒にすき焼き囲みぬくめ酒 |
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古苑 |
木枯らしに霰に霙の大競演 |
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古苑 |
紅葉も紅くならずに散り落ちて |
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博苦 |
温燗を契りに見立て口移し |
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てるみ |
純米の季節訪れ酔いつぶれ |
| 10/29 |
博苦 |
闇路行く渇き心に朝の露 |
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古苑 |
闇夜にもさす光あり朝の露 |
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てるみ |
力尽き充電の日々秋の夜 |
| 10/29 |
クロちゃん |
足元の寒さに負けてストーブ入れ |
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古苑 |
いつもよりちょっと早いと炬燵だし |
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てるみ |
背にホカロン腰にシップと秋の夜 |
| 10/30 |
古苑 |
秋の夜はきのこの鍋とぬくめ酒 |
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古苑 |
鍋の中自分が主役ときのこたち |
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古苑 |
黄の中で指の先まで紅葉狩り |
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古苑 |
秋風が運ぶ衣の紅葉狩り |
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博苦 |
山の香を茶碗に移す茸飯 |
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博苦 |
北からの曼荼羅模様秋便り |
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イチロー |
柿に栗 夢に終わった 松茸か |
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イチロー |
秋祭り 妻と二人の きのこ飯 |
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イチロー |
我が身をば 知れば紅葉も 化粧する |
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イチロー |
紅葉も 末は次年の 糧となり |
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クロちゃん |
鍋の中茸いっぱい秋の味 |
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クロちゃん |
旅便り赤黄緑の紅葉狩り |
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てるみ |
キムチ鍋きのこも赤く色づいて |
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てるみ |
紅葉狩り観光シーズン商店街 |
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だるま君 |
思い出の 里山辿る きのこ狩り |
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だるま君 |
ネットにて 君住む山野 紅葉狩り |
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ちさほ |
風を受け波打つすすき箱根山 |
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ちさほ |
松茸や今年も食べずに終わるかな |
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hissy（利舟） |
雲走り合い間切れ間に黄葉見ゆ |
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hissy（利舟） |
紅葉を雨が洗いて色映える |
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hissy（利舟） |
赤い実に雫溜めてのさねかずら |
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hissy（利舟） |
神が住む明神池に黄葉映ゆ |
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hissy（利舟） |
湯気匂い茸鍋食む旅の宿 |
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hissy（利舟） |
茸鍋シャキシャキと音嬉し |
| 10/30 |
イチロー |
羞恥心 パックの旅で 放出し |
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イチロー |
明日の夢 握って産声 高らかに |
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イチロー |
拉致の人 今浦島と 騒がれて |
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イチロー |
潜行し 尚も生きてる 尺貫法 |
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イチロー |
紅葉狩り 美人の私も 影薄く |
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てるみ |
さつまいもうれし恥ずかし持ち歩き |
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古苑 |
羞恥心好物の前で姿けし |
| 10/30 |
クロちゃん |
沿道に食べることのない柿たわわ |
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てるみ |
秋色に衣替えする商店街 |
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古苑 |
実を干してゴザに広がる柿の皮 |
| 10/31 |
クロちゃん |
鼻水に早め早めの風邪薬 |
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