| 2月2日 | イチロー | どんど焼き 甘酒二つ おすそ分け |
| イチロー | 病床に 妻の日課の 雪の愚痴 | |
| イチロー | 電話では 用件よりも 雪談義 | |
| イチロー | 大雪に 啓翁桜 見舞い来る | |
| てるみ | ふきつける冷たき風に立ち向かい | |
| てるみ | 世の中の冷たき風もヒシヒシと | |
| 古苑 | ブレーキを踏めばなだれの赤信号 | |
| 2月9日 | クロちゃん | 気配りに心もあたたか春そこに |
| クロちゃん | 暖かな天気に恵まれリハビリに | |
| クロちゃん | 熱戦に寒さ忘れるワールドカップ | |
| てるみ | 息のんでゴールの声に抱き合って | |
| 古苑 | ガラス戸のこっちでお昼寝車椅子 | |
| 2月13日 | そだいごみ | ぐちいわず でしゃあばらず 阿保とおす |
| てるみ | 新年会歩く歴史の供をして | |
| てるみ | リサイクル歴史紐解き今に生く | |
| 古苑 | 小さき手の温もり伝うディケア | |
| 2月15日 | 博苦 | 『しもやけ』を死語に追いやる温暖化 |
| てるみ | 季語ずれて季節わからぬ温暖化 | |
| 古苑 | 耳たぶのしもやけ今年も定期便 | |
| 2月16日 | 博苦 | 『ひびわれ』を死語から戻す近代化 |
| てるみ | ナチュラルのネールアートは つめの保護 | |
| てるみ | うるうるの瞳の意味は指のひび | |
| 古苑 | 白き朝悴む指に息をかけ | |
| 2月16日 | イチロー | 福袋 夢も希望も 開けるまで |
| イチロー | 俺だけは 別と自信の 絵馬を掛け | |
| イチロー | 鶏鳴いて 過去は見事に ご破算に | |
| イチロー | 顔すらも 忘れた友の 年賀状 | |
| てるみ | 久々の友の知らせは天国への旅 | |
| てるみ | 新年にしっかり生きよと友の声 | |
| 古苑 | 咳の壁かいくぐり無事診察へ | |
| 2月23日 | クロちゃん | リハの日は今日も暖か晴れ男 |
| てるみ | 気まぐれな春の天気は雪の花 | |
| 古苑 | 手に重くスコップひとつの春の雪 | |
| 古苑 | 最初から終わり数える北の冬 | |
| 2月27日 | ｆｇｆ | 不思議だねごくらくちょうこの花も |
| ｆｇｆ | 花便り一足早く房総から | |
| ｆｇｆ | 痛む腰杖が足になり散歩する | |
| ｆｇｆ | 腰痛の医療遍路どこへでも | |
| てるみ | 明日の無い日はないのだと友の春 |