2月・前半
2/1 |
博苦 |
北風に鳩も震えて膨らまし |
2/1 |
てるみ |
うまそうと じっと鳩見る 中国人 |
2/1 |
hissy |
うまそうと じっと鳩見る 若女将 |
2/1 |
クロちゃん |
冬の朝雨垂れの音も重々しく |
2/1 |
てるみ |
雨垂れの 音が想い出 引き寄せて |
2/1 |
博苦 |
雨宿り甘いひととき春の夢 |
2/2 |
クロちゃん |
初春に句会入選照れまくり |
2/2 |
てるみ |
喜びが 食卓の上に 色を添え |
2/2 |
博苦 |
嬉しくて熱燗並べ物祝い |
2/2 |
まさよん |
うれしさを かみしめひとり ニヤニヤと |
2/3 |
博苦 |
仲見世の路地にしけこむ寒の宴 |
2/3 |
かみ |
仲見世に寒宴向きのお店あり? |
2/3 |
てるみ |
一日の 疲れすっ飛ぶ ど宴会 |
2/3 |
てるみ |
おおとろも、うにも勝てない 友の笑み |
2/3 |
クロちゃん |
恵方向き願いを込めてかぶりつき |
2/3 |
ネック |
寒戻り 歩む足止め 頬に雪 |
2/4 |
hissy |
立春に 陽曇りて 襟たてる |
2/4 |
hissy |
山茶花の 茂み動いて 目白かな |
2/4 |
博苦 |
春よ来い野にも山にも街までも |
2/4 |
まさよん |
冬空の きりっと締まる 星達よ |
2/4 |
博苦 |
パルサーの光刹那く冬銀河 |
2/4 |
てるみ |
友の句に 恋の予感を 覚えたり |
2/4 |
博苦 |
山茶花や残る一輪隠れ咲き |
2/4 |
てるみ |
通り道 句にある花が 気になって |
2/4 |
てるみ |
春を待つ 思いは同じ 友案じ |
2/4 |
かみ |
ひいらぎの小さき枝立て子鬼は外 |
2/4 |
かみ |
豆と鰯ひいらぎセットで鬼は外 |
2/4 |
てるみ |
年中の 行事も遠く 年男 |
2/4 |
てるみ |
年男 節分なぞは 知らん顔 |
2/4 |
クロちゃん |
メル友の門出を祝い寒あける |
2/4 |
てるみ |
友の友 幸多かれと 春の酒 |
2/4 |
博苦 |
鮭を裂き酒を避け先幸咲けと |
2/5 |
hissy |
花冷えに妻生けし寒菊匂ひけり |
2/5 |
hissy |
春立ちてミモザの花芽遠目にも |
2/5 |
博苦 |
春浅く枝に張り付く猫柳 |
2/5 |
クロちゃん |
寒すぎて届くメールもあたたかく |
2/5 |
博苦 |
麗かなメル友去りし今何処 |
2/6 |
hissy |
菜花あえ苦味淡く春の色 |
2/6 |
hissy |
鍵盤もまだ冷たき春の夜 |
2/6 |
ささき |
春立つ日 球の走りも のびやかに |
2/6 |
ささき |
球の先 ふと見あげれば 白き富士 |
2/6 |
いくこ |
球走る 先に見えたり ふきのとう |
2/6 |
いくこ |
春立ちて 気もさわやかに 球伸びぬ |
2/6 |
クロちゃん |
寒明けもヒレ酒飲んで友思う |
2/7 |
だるま君 |
やすらぎの トンチン句会 春の里 |
2/7 |
かみ |
春待ちの部屋が二度目の春迎ふ |
2/7 |
ささき |
駆け込みで 共に祝える 春の朝 |
2/7 |
てるみ |
しみじみと、支えられてる そう思う |
2/7 |
NANA |
幼子を 見つめる娘 いとおしく |
2/7 |
NANA |
産声を あげし幼子 梅一輪 |
2/7 |
てるみ |
青春を 子とやり直し 次に孫 |
2/7 |
てるみ |
三度目の 青春を孫と 共にいく |
2/7 |
クロちゃん |
恵まれし句会仲間と春たてり |
2/7 |
hissy |
風吹いて鈴鹿連峰雪白く |
2/7 |
hissy |
春寒く咲き迷うてる木瓜の花 |
2/7 |
てるみ |
春近く 咲き狂ってる うこんの花(^0^) |
2/8 |
クロちゃん |
久々の日差し明るく春予感 |
2/8 |
てるみ |
春が来て また時が過ぎ 春を待つ |
2/8 |
てるみ |
春よこい 頬杖ついて 空を見る |
2/8 |
てるみ |
遅れても 遅くてもよい 春よこい |
2/9 |
博苦 |
姿良き水面を覗く黄水仙 |
2/9 |
ネック |
黄水仙 うつむき加減の 愛らしき |
2/9 |
博苦 |
一輪で満ちたる弧庵水仙花 |
2/9 |
クロちゃん |
寒明けにお役に立てばと一仕事 |
2/9 |
ネック |
寒緩み 汗する仕事 春感ず |
2/10 |
クロちゃん |
気がつけば南風ふき春そこに |
2/10 |
博苦 |
芽吹く頃香りも色も東風に乗り |
2/10 |
hissy |
明るさに星見えずして孤月かな |
2/10 |
hissy |
春浅く縮みて咲きしホトケノザ |
2/11 |
クロちゃん |
寒もどり日向ぼっこで本を読む |
2/11 |
てるみ |
不景気の 北風ぴーぷー 商店街 |
2/11 |
NANA |
夜勤明け 誕生会で ハイポーズ |
2/11 |
NANA |
陽だまりで 居眠りすれば 好好爺 |
2/11 |
てるみ |
ハイポーズ手形色紙に句を添えて |
2/12 |
クロちゃん |
エアコンで効かぬ足元足温器 |
2/12 |
博苦 |
寒に凍む足袋一枚の朝仕事 |
2/12 |
てるみ |
ストーブの 前でお客を 出迎える |
2/13 |
ささき |
じじと呼び 走りて来る 孫いとし |
2/13 |
ささき |
孫が来て 賑わう春の 朝げ前 |
2/13 |
いくこ |
春の日に 愛い孫来たる いと嬉し |
2/13 |
NANA |
初孫の 顔を見ながら 頑張るぞ |
2/13 |
てるみ |
孫に言おう 婆と呼ばずに ネネと呼べ |
2/13 |
博苦 |
初恋にまた会えし春懐かしき |
2/13 |
NANA |
新鮮な 初々しき 孫の顔 |
2/13 |
てるみ |
病んだ日の トマトの味を 懐かしむ |
2/13 |
クロちゃん |
手探りでエアコン入れる冬の朝 |
2/13 |
博苦 |
息白く部屋の暖房灯油切れ |
2/13 |
てるみ |
エアコンと 花粉で咳き込み 鼻満開 |
2/14 |
hissy |
妻置きし 机の片隅 チョコ包み |
2/14 |
博苦 |
倍返し無くて安堵と負け惜しみ |
2/14 |
てるみ |
家のチョコ 義理チョコの下 隠しチョコ |
2/14 |
博苦 |
膨らみを増して生き生き猫柳 |
2/14 |
クロちゃん |
チョコ無くて欲しくないよと拗ねており |
2/15 |
hissy |
チョコの山 妻ちょっぴり すねており |
2/15 |
かみ |
聖チョコや小さな恋も浪花節 |
2/15 |
クロちゃん |
春めいて冷たい風も心地よく |
|
2月・後半
2/16 |
博苦 |
囀りを背(せな)に拍手杜深く |
2/16 |
博苦 |
暮れ六つの鐘深々と浅草寺 |
2/16 |
hissy |
月残る 夜明けの雪も 春予感 |
2/16 |
てるみ |
街中で 目を凝らしても 見えぬ星 |
2/16 |
クロちゃん |
突然の春のみぞれに雀散る |
2/16 |
てるみ |
石畳 行きつ戻りつ はぐれ鳩 |
2/17 |
hissy |
枯れ芝生 少しすこしづつ 萌えぎきて |
2/17 |
てるみ |
春よ来い 青いじゅうたん 今いずこ |
2/17 |
博苦 |
一休み路傍に土筆萌を知る |
2/17 |
てるみ |
こがれ人 遠くに感じ 寒き春 |
2/17 |
てるみ |
古き春 友のぬくもり 暖かく |
2/17 |
てるみ |
生きる幅 大きく感じ 春一番 |
2/17 |
てるみ |
去りしあと 何故かむなしく 春の風 |
2/17 |
てるみ |
点でなく 広き世界を 夢に見る |
2/17 |
てるみ |
はばたいて 生きる友らに 嫉妬して |
2/17 |
てるみ |
嫉妬して 生きる自分に むかついて |
2/17 |
博苦 |
振り返る夜道寂寞(せきばく)春遠し |
2/17 |
クロちゃん |
リハビリで元気婆さん春を呼ぶ |
2/18 |
hissy |
足音に セキレイ走り 距離保つ |
2/18 |
hissy |
ホオジロの 地鳴き閑かに 枯れ葉中 |
2/18 |
博苦 |
姿無き一筆啓上春霞 |
2/18 |
クロちゃん |
春めいて雀チュッチュッと賑やかに |
2/18 |
博苦 |
雀の子百まで踊る芸を見せ |
2/18 |
てるみ |
春近し 準備せわしく 商店街 |
2/19 |
NANA |
春近く 喉がゼイゼイ ああしんど |
2/19 |
博苦 |
葱を巻き蒲団を被り玉子酒 |
2/19 |
てるみ |
春風邪を 引いてカラオケ 雪やコン |
2/19 |
岡崎屋惣次郎 |
梅香り 俥の足も 一休み |
2/19 |
博苦 |
春浅し力車軽やか息白く |
2/19 |
てるみ |
力強い 力車の声に 励まされ |
2/19 |
hissy |
焦げたパン 一人さびしく 食べており |
2/19 |
hissy |
玄関の 見送る影は ただひとつ |
2/19 |
クロちゃん |
窓を開け春の風部屋に招き入れ |
2/19 |
てるみ |
花粉舞 ぬれる瞳に 惑わされ |
2/19 |
博苦 |
花粉症とは知らずまた片想い |
2/20 |
NANA |
春風の 堤に立ちて 深呼吸 |
2/20 |
NANA |
ゴルフする 人ものんびり 小春日和 |
2/20 |
hissy |
いなくとも 妻の湯飲みに 注いでおり |
2/20 |
てるみ |
所作一つ 愛があふれる 春の宵 |
2/20 |
クロちゃん |
春きざし美味い菜の花に舌鼓 |
2/20 |
てるみ |
焼酎に合せて 菜を摘み 飲み相手 |
2/20 |
ゆうこ |
止まり木に どこを選ぼう 春浅し |
2/20 |
ゆうこ |
つつましく 膨らむ春の つぼみ達 |
2/21 |
だるま君 |
水墨に 春の知らせと 紅をおく |
2/21 |
だるま君 |
雪融けて 畦の枯れ草 背筋立つ |
2/21 |
だるま君 |
大雪の 路地に名残の 雪だるま |
2/21 |
だるま君 |
通院日 楽しくなりて 四季を詠む |
2/21 |
だるま君 |
冬木に 息吹を見たり 春日和 |
2/21 |
てるみ |
春の日の だるま風味の 詩嬉し |
2/21 |
博苦 |
日溜りに咲く福寿草胸を張り |
2/21 |
hissy |
名恥じてか クリスマスローズ うつむいて |
2/21 |
てるみ |
春の庭 友の便りで 楽しんで |
2/21 |
ささき |
東風のなか 原発工事を そっと見る |
2/21 |
ささき |
丘へだて 完工待つや 春の街 |
2/21 |
てるみ |
必要と感じながらも斜で構え |
2/21 |
PONさん |
古びたる江戸の地名や長閑なり |
2/21 |
PONさん |
ドルフィの余寒の夜を突き抜けり |
2/21 |
てるみ |
傷心の 友の歌聞き 涙する |
2/21 |
てるみ |
傷つけば 五感鋭く音響き |
2/21 |
クロちゃん |
水の春降らずに済みし通院日 |
2/21 |
てるみ |
友によし 春の足音 呼び寄せて |
2/21 |
博苦 |
初デート槍が降ってもいざ行かん |
2/21 |
岡崎屋惣次郎 |
ダイエット 口で言うのは いとかんたん |
2/21 |
hissy |
簡単と 思う心が もう間違い |
2/21 |
博苦 |
ダイエット季題決めかね題え〜と |
2/22 |
ささき |
東風の中 白き灯台 海あおく |
2/22 |
ささき |
東風吹けば 沖つ白波 はてもなく |
2/22 |
てるみ |
高さゆえ 灯台の上 目をつむり |
2/22 |
博苦 |
犬吠のとうだい卒と嘘を言い |
2/22 |
hissy |
陽だまりに にょきにょきと 土筆んぼ |
2/22 |
hissy |
この暖かさ コート脱いで 玄関出る |
2/22 |
てるみ |
一つ脱ぎ二つ脱ぎして春を待つ |
2/22 |
博苦 |
昨日までお世話になったコート脱ぎ |
2/22 |
博苦 |
陽春の芽吹きを探す不動尊 |
2/22 |
クロちゃん |
早く来た春本番に糠喜び |
2/22 |
博苦 |
鳥や花人も浮き浮きぽっかぽか |
2/23 |
hissy |
春暖か ひかる線路に 雀二羽 |
2/23 |
博苦 |
慈悲に満ち笑み暖かに弥勒さま |
2/23 |
クロちゃん |
暖かくリハの動きも軽やかに |
2/23 |
てるみ |
気力失せ やる気無くなる更年期 |
2/23 |
博苦 |
半世紀(反省期)生きた証か好年紀 |
2/24 |
ゆうこ |
仕事の手 やすめ飲む酒 おぼろの夜 |
2/24 |
ゆうこ |
いささかの 酒でゆらゆら 春気分 |
2/24 |
ゆうこ |
サッシ越し つたわる春の ぬくもりや |
2/24 |
博苦 |
朧月眺め二度寝の休み前 |
2/24 |
hissy |
雨に濡れ ぽとりと落ちる 椿かな |
2/24 |
hissy |
濡れ椿 つつくめじろも 羽根濡れし |
2/24 |
てるみ |
春雨や ため息一つ 傘一人 |
2/24 |
博苦 |
寒戻り互いに羽繕く濡れ雀 |
2/24 |
クロちゃん |
早いもの孫の入園すぐそこに |
2/24 |
てるみ |
若い人 孫の話に 目を見張る |
2/24 |
博苦 |
爺成れり父の年齢疾うに過ぎ |
2/24 |
博苦 |
極めたる旬の天麩羅春尽くし |
2/24 |
てるみ |
旬を追い 春を味わう 風流人 |
2/24 |
博苦 |
風流の味香り立つ木の芽時 |
2/25 |
hissy |
春寒に まだ咲けぬわと いぬふぐり |
2/25 |
hissy |
休日の 工場で遊ぶ セキレイや |
2/25 |
hissy |
風強く 牛舎の音 聞こえくる |
2/25 |
hissy |
春浅く まだ鳴ききれぬ ホオジロや |
2/25 |
ネック |
春寒や 白き妖精 強風に乗り |
2/25 |
てるみ |
逸早く 桜咲かせる 商店街 |
2/25 |
みよこ |
校庭の隅に日浴びるいぬふぐり |
2/25 |
みよこ |
登校の子らが跳び越すいぬふぐり |
2/25 |
まさよん |
摩天楼 耳ちぎれる程 とどめ冬 |
2/25 |
まさよん |
毛糸着て セントラルパークを 歩く犬 |
2/25 |
まさよん |
枯れ木越し ビルに映った 空の青 |
2/25 |
まさよん |
綿菓子売り 帽子かぶって 手はポッケ |
2/25 |
まさよん |
ホロつけた 馬もくしゃみで 客を待つ |
2/25 |
博苦 |
幸せなマリーは何処五番街 |
2/25 |
クロちゃん |
肌寒さ残る外気も心地よく |
2/26 |
博苦 |
土手に咲く花も川面に冴え返る |
2/26 |
hissy |
陽あびて 二十日遅れの 節分草 |
2/26 |
hissy |
修二会の ポスターうれし 春を呼ぶ |
2/26 |
クロちゃん |
春寒に旅心わく梅便り |
2/27 |
まさよん |
聞こえるね 雨に洗われた芽 春の音 |
2/27 |
hissy |
義母の腕 取りて細し 入院日 |
2/27 |
てるみ |
こだわりの匂い感じてほくそ笑む |
2/27 |
クロちゃん |
ホオジロか羽繕うつがい楽しそう |
2/27 |
博苦 |
尾を上下見せて隠れる黄鶺鴒 |
2/27 |
博苦 |
森深くてっぺんかけたかホトトギス |
2/28 |
hissy |
朝焼けに 降雨率も 高くなり |
2/28 |
NANA |
春雨に 不精を決めて ごろ寝する |
2/28 |
NANA |
パンジーの 愛らしき色 春誘う |
2/28 |
NANA |
風邪ひいて ハスキーボイスに 振り向かれ |
2/28 |
てるみ |
合いの手は くしゃみ一発 花粉症(^0^) |
2/28 |
てるみ |
カラオケで 歌いながらも 花粉症 |
2/28 |
かみ |
春の雨追はれるところなく潮を聞く |
2/28 |
てるみ |
春の日に 思いをつづる 語呂合せ |
2/28 |
ゆうこ |
ポツンポツ 時を数える 春の雨 |
2/28 |
クロちゃん |
おぼろ夜に金星ひとり輝やけり |
2/28 |
てるみ |
焼酎に梅干し一つ味わえり |
|